« 極北ラプソディ (海堂尊) | トップページ | マージナル・オペレーション 01 (芝村裕吏) »

2014年4月22日 (火)

ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ (ゲイル・キャリガー)

ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ (英国空中学園譚) ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ (英国空中学園譚)』は、ソフロニア嬢シリーズの第2弾。原題は"Curtisies & Conspiracies"(お辞儀と陰謀)。ちなみに第1巻は"Etiquette & Espionage"(礼儀とスパイ)なので「表の顔」&「裏の顔」で韻を踏んでいるわけです。お辞儀と礼儀の裏で陰謀をめぐらせスパイ活動に勤しんでいるのです。その原題がなぜこんな邦題になるのかは気にしないことにします。

さて、表向きは花嫁学校、実はスパイ養成学校に入学して半年、お転婆なソフロニアは水を得た魚のように活躍し、見事試験に合格するのですが…。

吸血鬼や人狼が人間と共存し、蒸気機関がひしめく世界観は「アレクシア女史」シリーズと共有しています。知らなくても支障はありませんが、読んでいれば再び「あの人」に出会えます。吸血鬼や人狼は基本的に不死なので、たとえば人間の親子孫が同一人物と付き合うこともできるわけです。だからアレクシアの娘を主人公にする必要がなかったのかもしれません。時間軸が、人間ではなく異界族を基準にしているのでしょう。

前作から時間が経ってしまい、登場人物の名前を忘れてしまっていましたが、読んでいるうちに大体思い出し、好奇心旺盛で、気になることは調べずにいられないソフロニアに引き摺られる形で、物語にのめり込んでしまいました。

ソフロニア嬢の活躍はまだ続きそう。楽しみです。

お勧め度:★★★★☆

« 極北ラプソディ (海堂尊) | トップページ | マージナル・オペレーション 01 (芝村裕吏) »

SF/ファンタジー」カテゴリの記事