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2014年4月

2014年4月30日 (水)

エトランゼのすべて (森田季節)

エトランゼのすべて (星海社FICTIONS) エトランゼのすべて 』は、京都大学文学部1回生・針塚圭介が「京都観察会」というサークルに入って、美人会長と出会い、大学生活を楽しもうと奮闘するお話。というと、森見登美彦の『四畳半神話大全』を思い出しますが、ベクトルはまったく異なります。

他に、万城目学、円居挽、瀧羽麻子らも京大と思しき学生たちを描いていますが、はっきり京大と書いてある小説は初めてです。作者は神戸市出身の京大卒。京都の街の様子など非常にリアルなので、京大(卒)生が読むと楽しめるかと思います。

ただ、丸ごと現実的すぎて、主人公のセリフは矮小な内容がほとんどなのが残念ですが、全体としては面白くまとめてあります。

さて、美人会長の正体とは?

お勧め度:★★★★☆

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2014年4月28日 (月)

マージナル・オペレーション 03 (芝村裕吏)

マージナル・オペレーション 03 (星海社FICTIONS) マージナル・オペレーション 03』は、シリーズ第3弾。

新宿で戦争をやらかしたアラタたちは当然日本にいられなくなって出国。飛行機が着いた先はタイ。そこで見つけた仕事は、スラムの子供たちが少年兵として売買されるのを阻止すること。その「敵」はアラタがかつて所属していた軍事会社だったのです。

タイでも李という女性がエージェントとして登場。どうもイトウさんとも関係があるらしい。アラタは「黒髪の女性が好き」だと思い込んだジブリールがアラタに向かってボソっと「わたしも黒髪です」と主張する様子が可愛い。ジブリールはアラタの護衛として、他の女性も排除しようとするわけです。

アラタは軍事会社と交渉して戦いを回避しようとしたのですが、元同僚のキシモトが暴走して…。血なまぐさい部分も避けられないのはわかりますが、もうちょっと抑えてほしいと思うのはわたしだけでしょうか。

アラタは子供たちに早く武器を置いて、教育を受けさせて、平和に暮らしていけるようにしたいと願っているわけですが、それこそがファンタジーだという気がしてきます。それでもアラタはひたすら謙虚なので嫌味なく読めるのが救いです。

アラタたちはミャンマーに出国し、中国軍の進出を阻んでほしいと依頼され、反政府ゲリラの拠点を譲り受け、そこで子供たちを訓練します。今度の敵は中国ですか。嫌な予感がします。それにしても、どんどん子供たちが増えていって、一体どうなるのでしょう?

お勧め度:★★★★★

2014年4月26日 (土)

マージナル・オペレーション 02 (芝村裕吏)

マージナル・オペレーション 02 (星海社FICTIONS) マージナル・オペレーション 02は、シリーズ第2弾。

中央アジアで傭兵として働いた軍事会社と決別し、少年少女兵24人を連れて1年ぶりに日本へ帰国したアラタとジブリール。空港で接触してきた女性はイトウと名乗る公安関係職員。日本でテロ(軍事行動)を起こすのではないかと監視されているわけです。

アラタとしては面倒を起こすつもりはないものの、子供たちを養うには仕事をしなければなりません。イトウさんから受けた仕事は新興宗教の教祖を守ること。結果、新宿中央公園が戦場と化すことに…。

そもそも子供たちに戦争をさせている団体の入国を日本が認めるのか? という疑問がありますが、それを言うと話が始まらないので置いといて、宗教団体やら犯罪組織(暴力団のこと?)やら警察やら公安やら、アブナイ連中が総出演。日本で仕事をしようにも武器の調達が難しいだろうに、と思ってたらなんとかなるものらしい。

ラノベの主人公らしく、アラタは女性に対して鈍感、無神経。ジブリールは女性として、将来の伴侶として見て欲しいのに、アラタは年頃の娘が思春期に入って扱いが難しいと思ってる。ジブリールはそもそも無口なので、自分の気持ちを説明しないのもいけないのですが、そのすれ違いが延々続くと飽きてきます。アラタ31歳、ジブリール14歳。年の差、17歳か。娘としては大きいけれど、嫁には幼いといった微妙なところ。

戦争に犠牲は付き物なのでしょうけれど、モニタの向こうの「駒」ではなく、自分が可愛がっている子供たちが犠牲になったらどうするのか。アラタの試練の巻。

お勧め度:★★★★★

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2014年4月24日 (木)

マージナル・オペレーション 01 (芝村裕吏)

マージナル・オペレーション 01 (星海社FICTIONS) マージナル・オペレーション 01』は『大日本サムライガール 』と同じ星海社FICTIONSから出版されているライトノベル。

主人公のアラタ(新田)は、ラノベとアニメとゲームが好きで、専門学校でゲーム製作を学んだものの、折からの不況で就職できずニート化。その後、なんとか潜り込んで広告制作をしていたデザイン会社も3年で倒産し再びニート状態に。そして30歳になったアラタが身を投じたのはアメリカの民間軍事会社だったのです。

どこにでもいそうな30歳の日本人男性がいきなり傭兵に!?

傭兵といっても軍人ではないので前線で戦うわけではなく、コンピュータの画面を見ながら部隊を指揮するオペレーターです。なるほど「それならゲーム感覚でできるかも」と思うのがとんでもない落とし穴で…。

中央アジアの戦場なんて、その「リアリティの無さにリアリティがある」ことが妙に面白いのです。モニタの向こう側は戦場でも、こちら側にはリアリティがない。けれど、想像力を働かせれば、自分の指示で人が殺されているわけで、そのリアリティに押しつぶされても不思議じゃない。

ただ、文章は淡々と綴られ、短い章立てのために読み進めやすい。日本ではパッとしなかったアラタが、戦術オペレーターとして活躍する様子は、本人同様「意外」。そこでアラタが調子づかないのが、日本人らしく控えめでいい。

1巻完結でもよかったと思うのだけれど5巻まで続くらしい。よし、全巻読破するぞ!

お勧め度:★★★★★

2014年4月22日 (火)

ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ (ゲイル・キャリガー)

ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ (英国空中学園譚) ソフロニア嬢、発明の礼儀作法を学ぶ (英国空中学園譚)』は、ソフロニア嬢シリーズの第2弾。原題は"Curtisies & Conspiracies"(お辞儀と陰謀)。ちなみに第1巻は"Etiquette & Espionage"(礼儀とスパイ)なので「表の顔」&「裏の顔」で韻を踏んでいるわけです。お辞儀と礼儀の裏で陰謀をめぐらせスパイ活動に勤しんでいるのです。その原題がなぜこんな邦題になるのかは気にしないことにします。

さて、表向きは花嫁学校、実はスパイ養成学校に入学して半年、お転婆なソフロニアは水を得た魚のように活躍し、見事試験に合格するのですが…。

吸血鬼や人狼が人間と共存し、蒸気機関がひしめく世界観は「アレクシア女史」シリーズと共有しています。知らなくても支障はありませんが、読んでいれば再び「あの人」に出会えます。吸血鬼や人狼は基本的に不死なので、たとえば人間の親子孫が同一人物と付き合うこともできるわけです。だからアレクシアの娘を主人公にする必要がなかったのかもしれません。時間軸が、人間ではなく異界族を基準にしているのでしょう。

前作から時間が経ってしまい、登場人物の名前を忘れてしまっていましたが、読んでいるうちに大体思い出し、好奇心旺盛で、気になることは調べずにいられないソフロニアに引き摺られる形で、物語にのめり込んでしまいました。

ソフロニア嬢の活躍はまだ続きそう。楽しみです。

お勧め度:★★★★☆

2014年4月20日 (日)

極北ラプソディ (海堂尊)

極北ラプソディ (朝日文庫) 極北ラプソディ』は『新装版 極北クレイマー 』の続編。主人公の外科医今中は、破綻した極北市民病院の再建請負人である新院長・世良と、たったふたりの医師として再起を図るのでした。

世良は、思い切った人員と経費削減を行い、救急診療も隣の雪美市救命救急センターに任せたのです。そして、そこへ今中の派遣を決めたのですが…。

雪美市救命救急センターは、受け入れを断らないというだけあって、優秀なスタッフが揃っています。そこへ入ってしますと今中先生も目立たないのですが、彼は彼なりに救命救急医療に尽力しようと努めます。

前巻にもありましたが、病院で治療費を払わないのは「レストランで食事して払わずに帰るのとおなじ」というのは頷けます。

小説としても面白かったけれど、ドクターヘリの運用について勉強になりました。夜は飛べないし、天候が悪くてもだめ。患者の命を救いたくても飛べないこともあるわけです。

でも、世良の目指しているものはもっと大きかった。極北シリーズはこの2巻で完結のようですが、世良の話はどこへ続くのでしょうか?

お勧め度:★★★★★

2014年4月18日 (金)

極北クレイマー (海堂尊)

新装版 極北クレイマー (朝日文庫) 新装版 極北クレイマー』は『チーム・バチスタの栄光 』の海堂尊が地方医療問題を描いた小説。

大学の医局からわざわざ辺鄙な地方病院を選んだ外科医今中は「ひぐまのプーさん」と渾名され、院内の対立や不潔な病床やトイレ、ずさんな運営に翻弄されます。そんな中、市民病院の現場を支えていた産婦人科医・三枝の患者が死亡し、医療ミスではないかとの嫌疑をかけられます。

主人公の今中先生は、市民病院を外部から客観的に見るための視点であって、可もなく不可もなく、凡庸な医師です。その反面、市長、院長、医師、事務長、看護師たちは、善くも悪くも曲者揃い。

神様のカルテ 』同様、看護師の中に「いい女」がひとりはいます。その啖呵は小気味よいものですが、突然赴任してきた皮膚科医・姫宮は眼鏡をかけた大柄美人。4時という約束に「万一遅れては一大事」と、雪だるまになりながら午前4時に登院するとは…。ちょっとズレたクール・ビューティです。

全26章、各章20ページ以内と、読み進めやすい構成。医師ならではのリアリティある内容はさすが。しかし、冒頭「単線の終着駅にたどりついた一両立ての車両が、負の加速度の中で停車する」と妙に堅苦しい文を読んで「これはムリかも」と一度は本を閉じました。わたしは夏川草介の文章が好きです。

しかし、市民病院の再建が始まる次巻『極北ラプソディ 』が気になります。

お勧め度:★★★☆☆

2014年4月15日 (火)

星間商事株式会社社史編纂室 (三浦しをん)

星間商事株式会社社史編纂室 (ちくま文庫) 星間商事株式会社社史編纂室』は、創立60周年記念として社史を発行する予定が流れて61年目に、社史編纂室で奮闘する川田幸代29歳が主人公。誰も顔を見たことがない部長を筆頭に、定時に出社したことがない本間課長、陽気な後輩のみっこ、「ヤリチン先輩」矢田、といった曲者ぞろい。しかし、幸代も会社では内緒にしていたものの、友人たちと同人誌を作っては毎回コミケに出展するという趣味を持っていたのです。ある日、そのことが課長にバレて…。

とにかくユルい職場ですが、社史を作るつもりはあるようで、幸代たちは退職者に取材をして回ります。ところが、昭和の高度成長期に穴がある。誰もが口を閉ざして語りたがらない「穴」。不審に思った幸代たちが密かに調査するあたり、ちょっとだけミステリーっぽい。

舟を編む』は、国語辞典編纂のお仕事小説ですが、こちらはエンタメ小説。仕事と恋に悩む女性たちの人間模様が描かれた一冊。会社勤めに疲れた方にお勧めします。

お勧め度:★★★★☆

2014年4月13日 (日)

見仏記 2 (いとうせいこう/みうらじゅん)

見仏記〈2〉仏友篇 (角川文庫) 見仏記 2 仏友篇』は『見仏記 』の続編。仏像を「ブツ(仏)」と呼び、みやげものにもこだわる凸凹コンビの珍道中。いとうせいこうの文章に、みうらじゅんのイラストでめぐる「見仏記」です。
  • 滋賀:西野薬師堂、赤後寺、渡岸寺
  • 仏像の時代別特色1
  • 滋賀:小谷寺、石道寺、己高閣、世代閣、知善院
  • 京都:東寺、仁和寺、法金剛院
  • 四国:極楽寺、井戸寺、丈六寺
  • 四国:蓮華寺、豊楽寺、中島観音堂
  • 四国:雪蹊寺、竹林寺、北寺
  • 仏像の時代別特色2
  • 東京:五百羅漢寺、安養院、目黒不動尊、宝城坊
  • 鎌倉:東慶寺、建長寺、円応寺、鶴岡八幡宮、覚園寺
  • 鎌倉:光明寺、長谷寺、高徳院
  • 十一面観音の基礎知識
  • 北越:宝伝寺、明静院、西照寺
  • 佐渡:長安寺、長谷寺、国分寺
  • 佐渡:昭和殿、慶宮寺
  • 新宿:太宗寺、正受院、光照寺、龍善寺(文庫版特別付録)
ちょっとついていけない部分もありますが、仏像をとことん楽しむ姿勢はおもしろい。刺激になります。

お勧め度:★★★☆☆

2014年4月10日 (木)

迷子石 (梶ようこ)

迷子石 (講談社文庫) 迷子石』というから、巨大な岩がまったく別の場所に転がってきたのかと思ったら、災害で生き別れになった人を探す掲示板代わりの石のことでした。

父とおなじ医師を目指し、見習いとして富山藩江戸屋敷住まいの孝之助は、訪れて来る患者とてなく、近所の子供たちの相手をしながら、薬売りのおまけ絵を描いて過ごしています。ほとんど引きこもり状態です。東京に住みながら渋谷も六本木も行ったことがないようなもの。

ところが、ある日、父が江戸へ向かう途中、幼なじみに斬られたというから、さぁ大変! 父に着せられた汚名だけは晴らさねばならないと奮闘するのですが…。

主人公は、内気な良い人で、それ以上でもそれ以下でもない。残念ながら、ちょっと物足りませんでした。

お勧め度:★★☆☆☆

2014年4月 8日 (火)

64 (ロクヨン) (横山秀夫)

64(ロクヨン) 64(ロクヨン)』は、D県警の刑事部から警務部広報課に異動してきた主人公が、昭和64年1月5日に発生した少女誘拐殺人事件と、自身の娘の家出と、マスコミ対応とに追われながら、刑事部と警務部との軋轢に翻弄される物語。 全647ページの大作。

組織の駒として上司の指示通り動くことを強要され、事情がわからないことに苛立ち、独自に調査を開始。至るところで妨害されつつも、少しずつ真相が見えてくるあたりがミステリーといえるでしょう。

しかし、署内の対立と、娘の家出に苦しむ妻の話が延々と続くと、さすがに閉塞感で息が詰まりそう。主人公にとっては抜き差しならない状態かもしれませんが、結局は井のなかの蛙。たしかに「本格的警察小説」かもしれませんが、組織の人間は体面を気にして、保身に汲々とするば かり。こんなくだらない話に大量の紙数を割く意義がどこにあるの? と、嫌気が差してきたところに…。

D県は人口が182万人という設定なので、2010年の統計では22位の三重県か23位の熊本県が近い。しかし、平均的なところを採ったのであって、具体的な地方をイメージしたわけではなさそうです。

散々じらして、引っ張って、それでもなにひとつ解決したわけじゃない。だけど、気分はすっきりしている。それが本書の醍醐味なのでしょう。

お勧め度:★★★★☆

2014年4月 6日 (日)

風の谷のナウシカ 全7巻セット (宮崎駿)

ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻函入りセット 「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版) ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻函入りセット』を次男に借りて読んで初めて、アニメ化されたのは7巻のうち2巻までだったことを知りました。

人間はなぜ殺し合うのか。自滅することがわかっていても武器を捨てることができないのか。重いテーマなので決して明るくはありませんが感動的なストーリーになっています。

そういえば『隠蔽捜査』シリーズの主人公・竜崎伸也の息子が『風の谷のナウシカ』を観てアニメ制作の道へ進みたいと言い出したのでした。最初は「たかがアニメ」と思っていた竜崎もアニメを観て息子の気持ちがわかったようです。

アニメが気に入った方はぜひ原作も読んでみてください。

お勧め度:★★★★★

2014年4月 4日 (金)

鴨川食堂 (柏井壽)

                         
鴨川食堂鴨川食堂』は、元警察官・鴨川流が東本願寺近くの民家でひっそりと営業している「食捜し」探偵食堂のお話。鴨川というのは川の名前ではなく、主の名字。ちょっと紛らわしい。
      
      そこを訪れるのは、知人の紹介か、「食捜します」という一行広告を見て探し当てた人のみ。思い出の味を求めて訪れる客から事情を聴くのは娘こいしの役目。実際に現地に出向いて、調べて、料理するのは父・流の仕事。毎回お一人様限定の探偵食堂のメニューは「鯖寿司」「ビーフシチュー」「鍋焼きうどん」「とんかつ」「肉じゃが」「ナポリタン」となっております。
      
      京都市内であれば、依頼人の話から「あ、あそこだな」とわかったりするのも楽しい。グルメ・ミステリーというほどのことはないけれど、のんびり、ほっこり、おいしい気持ちになれる一冊です。
      
      しかし、探偵料と飲食代は「お気持ちだけ振り込んでください」。遠方まで出張させたら高くつくのは覚悟のうえ、というわけでしょうね。でも、赤字になることもあるのでは、と余計な心配もしてしまいます。
      
      『鴨川食堂』は、小学館の月刊文芸誌『STORY BOX』に連載されていて、わたしも定期購読(年間2,000円)しています。
      
      お勧め度:★★★★☆

2014年4月 2日 (水)

ルーズヴェルト・ゲーム (池井戸潤)

ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫) ルーズヴェルト・ゲーム』の由来は、野球好きのルーズヴェルト大統領が「一番おもしろいゲームスコアは、8対7だ」と語ったことだとか。

青島製作所は不況のあおりを受けて業績が低迷、伝統ある野球部が存続の危機に陥ります。中小企業とその野球部の生き残りを賭けた闘いの物語です。

取引先の生産調整によって大きく売上減となり、取引銀行からはリストラを強要され、ライバル会社からは値下げ攻勢をかけられ、二代目社長・細川は悩みます。

一方、野球部の監督は有力選手2名を連れてライバル企業野球部へ移籍。ますます廃部の可能性が大きくなっていくわけですが、野球部の選手として採用された社員にとって「廃部=失業」なので深刻です。

会長、社長、専務、野球部部長、マネージャ、選手、取引先、メインバンクの支店長、大株主たち、それぞれの立場と思惑が絡み合い、 青島製作所は4点、5点と点差が開いていくばかり。果たして追いつくことはできるのでしょうか。

残念ながら『空飛ぶタイヤ 』『下町ロケット 』ほどの感動はありませんでした。

お勧め度:★★★★☆

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