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2014年3月 1日 (土)

フロスト日和 (R.D.ウィングフィールド)

フロスト日和 (創元推理文庫) フロスト警部シリーズ第2弾。文庫で700ページと読み応えがあります。いきなり公衆トイレで死体が出てきてげんなり。ここが踏み絵。ここを乗り越えられれば楽しめるはずです。

フロスト警部は前回同様、独断専行、音信不通、マレット署長と書類作成忌避、所構わず喫煙三昧、下品なジョーク連発、部下の都合などお構いなしの長時間勤務と、例によって例の如し。それじゃ嫌われ者かというとそうでもないところが不思議。

連続婦女暴行魔が跳梁跋扈し、15歳の少女が行方不明、老人が轢き逃げされ、武装強盗に金貨泥棒、おまけに警官が殺されて…と、まったく無関係だと思われた事件や事故がすこしずつつながっていく様がおもしろい。フロスト「迷警部」は、見落とし、勘違い、大失敗の連続。どうしようもない親父だけど、弱者に対する思いやりがある。

強盗犯人が悪人とは限らず、警官だって罪を犯す。きれいごとでは済まない、社会の裏側を這いずり回って、なんとか街の秩序を保とうとフロスト警部は奮闘している、みたいです。(笑)

お勧め度:★★★★☆

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