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2014年3月 9日 (日)

美雪晴れ〜みをつくし料理帖 (高田 郁)

美雪晴れ―みをつくし料理帖 (時代小説文庫) 美雪晴れ』は「みをつくし料理帖」シリーズ第9弾。
  1. 神帰月—味わい焼き蒲鉾
  2. 美雪晴れ—立春大吉もち
  3. 華燭—宝尽くし
  4. ひと筋の道—昔ながら

やっぱりいいなぁ。おいしい料理と人情の世界。犯罪だらけの警察小説や、結局殺し合いになるファンタジー小説に疲れた心にはホッとします。

大阪の水害で両親と家を失うという不幸に見舞われた澪が健気に、逞しく運命に立ち向かっていく。そして、幼なじみの野江は良家のお嬢さんだったのが、水害のどさくさで騙され、吉原に売り飛ばされる。最初に不幸のどん底に落としておいて、幸せをすこしずつ回収する。これが時代小説のひとつのパターン。これも、ある意味「ふぁんたじー」ですね。

1章から3章まで、そうした小さな幸せがやってきます。おいしそうな料理も、読んでいてお腹がすいてきます。最後に(澪にフラれた)小野寺数馬のその後を描いた「富士日和」が特別収録されています。本シリーズも次巻で完結するとか。楽しみなような寂しいような。

お勧め度:★★★★★

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