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2014年3月19日 (水)

神々の秘剣〜鉄の魔道僧 1 (ケヴィン・ハーン)

鉄の魔道僧1 神々の秘剣 (ハヤカワ文庫FT) 神々の秘剣』は「鉄の魔道僧」シリーズ第1弾。舞台は、アメリカのアリゾナ州テンピという街。ロサンジェルスから東へ600km。フェニックスのすぐ東。アッシュアベニューの「サードアイ書店」の店主が、主人公アティカス・オサリヴァン。外見は21歳ですが、実際は2000歳のドルイド僧。ケルト神から奪った魔剣フラガラッハを狙って、次々と襲われる羽目に…。

「ベルガリアード物語」よりも調子よく読むことができました。現代のアメリカで宇宙人が隠れ暮らしているとしたら、ドルイドがいても不思議ないじゃないか、と思わせてくれる奇妙なリアリティ。アティカスはテンピでの暮らしが気に入っていて、警察に目をつけられるような問題は起こしたくないと思っているのですが、そうは問屋が卸しません。

ケルト神話の神々をはじめ、魔女、人狼、吸血鬼らが入り乱れ、誰が味方で、誰が敵なのか、騙し合い、化かし合いの連続。こんな状況のなか、よく2000年も生き延びてこられたものだと感心します。

アイリッシュ・ウルフハウンドの愛犬オベロンと念話(心話?)できるのも面白い。こいつがトボケた奴なのです。それにしても、オベロンの夢はフレンチプードルのハーレムを作ることっていったい…飼い主に似たのでしょうか?

アティカスは何度もピンチに陥るので、主人公が死ぬはずはないとわかっていてもハラハラします。第2巻『鉄の魔道僧2 魔女の狂宴 』も読んでみます。

お勧め度:★★★☆☆

序盤でアティカスを訪ねてきた女性が「フォルクスワーゲン・ゴルフ」に乗って来て、帰るときには「ビートル」を発進させた。どちらもフォルクスワーゲンだけど、ゴルフとビートルは別モデル。原文がおかしいのか、誤訳なのか、気になります。

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