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2014年2月25日 (火)

転迷—隠蔽捜査 4 (今野敏)

転迷―隠蔽捜査〈4〉 転迷―隠蔽捜査〈4〉は「隠蔽捜査」シリーズ第5弾。前巻が3.5というスピンオフ集だったので5巻目になります。

隣接署管内で起きた殺人事件と、大森署管内での轢き逃げ事件。どちらも被害者は外務省の職員。伊丹刑事部長のところには公安から圧力がかかるし、竜崎大森警察署長には厚生省の麻薬取締官が怒鳴り込んでくる。縦割り行政ゆえの省庁の壁は厚く、捜査は混乱する。そこで伊丹は、竜崎にあることを依頼します。

「フロスト警部」シリーズは人間臭さ、泥臭さが魅力ですが、この「隠蔽捜査」シリーズは、竜崎の割り切りの良さが魅力でしょう。事件捜査に伴う泥臭さを感じさせない、あっさりした展開が心地よいのです。ジグソーパズルと格闘するというよりも、広げた風呂敷をパタン、パタンと手際良く畳んでしまう感じ。伊丹がいうところの「魔法」です。

竜崎はいつまで大森署にいるのでしょうか。警察庁の官僚に戻るよりは現場に近いところにいたほうが面白そう。まだまだ目が離せません。

お勧め度:★★★★☆

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