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2014年1月13日 (月)

暖簾 (山崎豊子)

暖簾 (新潮文庫) 「沈まぬ太陽」最終巻の5巻目を前に疲れてしまい、ひと休みにと手にとったのが本書、山崎豊子のデビュー作です。200ページほどの文庫本なので「沈まぬ太陽」と 違って軽く読めるだろうと思ったら、そうは問屋が卸しませんでした。1ページ、1ページの中身が濃く、斜め読みなどできません。そんなことをしたら途端に 話がわからなくなる。

明治、大正、昭和と激動の時代を生き抜いた大阪の昆布屋「浪花屋」を守った親子二代の物語。淡路島から大阪に出てきて、丁稚から叩き上げた吾平もすごいけれど、戦争から復員して父のあとを継いだ孝平の方が、戦後の混乱を真っ正直に乗り越えたという点で頭が下がります。

「暖簾を守る」というのは命懸けだったのだと驚くと同時に、こんな働き方は私にはできないと思うのでした。

お勧め度:★★★★☆

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