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2013年12月

2013年12月31日 (火)

2013 BOOKS & GAMES of the YEAR

今年ご紹介した本のうち「お勧め度:★★★★★」の本17冊(昨年49冊)とゲーム17本(昨年5本)を以下に挙げます。

面白かった本ベスト3は『神様のカルテ3』『聖なる怠け者の冒険』『トッカン the 3rd おばけなんてないさ』、iPad用アドベンチャーゲームのベスト3は『スキタイのムスメ』『the inner world』『Machinarium』です。

2013/1 竜馬がゆく 1 (司馬遼太郎)
[iPad mini] ゲーム Catapult King
[iPad mini] アドベンチャーゲーム Machinarium (マシナリウム)
算法少女 (遠藤寛子)
アレクシア女史、埃及(エジプト)で木乃伊(ミイラ)と踊る (英国パラソル奇譚) (ゲイル・キャリガー)
2013/2 古都 (川端康成)
ピエタ (大島真寿美)
[iPad mini] アドベンチャーゲーム City of Secrets HD
2013/3 [iPad mini] テキストアドベンチャーゲーム frotz
[iPad mini] テキストアドベンチャーゲーム BALANCES (frotz)
100のモノが語る世界の歴史1: 文明の誕生 (ニール マクレガー)
RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと (荻原 規子)
2013/4 [iPad mini] スキタイのムスメ:音響的冒剣劇(ユニバーサルバージョン)
[iPad mini] アドベンチャーゲーム THE JOURNEY DOWN Chapter 1
[Mac] アドベンチャーゲーム THE TINY BANG STORY Lite
[iPad mini] ブック How Tom Recovered Time
[iPad mini] THE TINY BANG STORY
2013/5 [iPad mini] 分解ゲーム Disassembly 3D
黄金の戦女神 ― デルフィニア戦記 2 (茅田 砂胡)
2013/6 [iPad mini] CITY of SECRETS 2 Episode 1
[iPad mini] Jules Verne's Return to Mysterious Island - Deluxe Edition
聖なる怠け者の冒険 (森見登美彦)
2013/7 [iPad mini] Little Inferno
[iPad mini] Jules Verne's Return to Mysterious Island 2 HD
親鸞・上 (五木寛之)
2013/8 残月 〜 みをつくし料理帖 (高田 郁)
大日本サムライガール 6 (至道流星)
妖雲の舞曲―デルフィニア戦記 11 (茅田 砂胡)
ロスジェネの逆襲 (池井戸潤)
2013/9 [iPad mini] アドベンチャーゲーム RUNAWAY: A Twist of Fate Part 1
2013/10 トッカン the 3rd おばけなんてないさ (高殿円)
2013/11 2 (野崎まど)
2013/12 [iPad mini] アドベンチャーゲーム the inner world
神様のカルテ 3 (夏川草介)

昨年12月にiPad miniを手に入れてから読む本が減ったかもしれません。『デルフィニア戦記』シリーズや『ゲート』など娯楽小説を読んだものの★5つはほとんど無し、というのも多少響いているかも。結局 iPad miniでは電子書籍は読まず、主に図書館で借りた紙の本を持ち歩いています。2014年は「自炊」に挑戦してみる予定。さて、どうなるか!?

2013年12月30日 (月)

神様のカルテ 3 (夏川草介)

神様のカルテ 3 夏目漱石を敬愛する栗原一止は、松本市内の本庄病院に勤める内科医。引きも切らない救急患者を診ながら、入院患者30名以上を抱える厳しい勤務にも「あせってはいけません。ただ、牛のように、 図々しく進んで行くのが大事です」をモットーに励んでいます。

第2巻を読んでから時間が経っているので、細かい話は忘れてしまっていたのですが、この作者、こんなに文章が上手でしたっけ。あ、失礼。素直に驚いたのです。主人公が「漱石かぶれ」なので、言い回しが一風変わっていてちょうどいい。松本の、信州のうつくしい情景が目に浮かぶよう。

今年9月、スズキのスイフト・スポーツで次男と名古屋から国道153号線で飯田方面へ「一般道ドライブ」に出かけ、そのまま北上を続けたら松本城に着いたのです。愛知県に比べ長野県はすこしは涼しいだろうと思いきや、しっかり暑い松本で、お城を見てざるそばを頂いて帰ってきました。たったそれだけの松本体験でも、なんだか本書の世界が身近に感じられます。

細君のハルさんをはじめ、病院の仲間たちとの交流や日本酒、季節ごとの風情がとってもいい感じ。読んでいるだけで幸せな気分になれます。

今回は、本庄病院にひとりの内科医が加わり、波紋が広がります。その結果、帯にあるように「青年医師・栗原一止に訪れた、最大の転機!」となるのですが、そこまで大袈裟な話でもないような…。

第3弾も期待を裏切らない良作でした。ぜひ!

お勧め度:★★★★★

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2013年12月28日 (土)

[iPad mini] アドベンチャーゲーム RUNAWAY: A Twist of Fate Part 2 第6章

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"RUNAWAY: A Twist of Fate"は、マドリッドにあるPendulo Studios が制作したアドベンチャーゲーム RUNAWAY シリーズの3作目。

1作目が"RUNAWAY: A Road Adventure"、2作目が"RUNAWAY 2: The Dream of the Turtle"。当初はPC用にリリースされたようで、A Twist of Fateは "RUNAWAY 3"だったのです。

RUNAWAYシリーズの主人公がブライアンとジーナであることは共通。1作目はアメリカ、2作目はハワイが舞台。3作目でハワイでの出来事に触れられていたのは前作のことだったんですね。

わたしはいきなり3作目をプレイしていたわけで、順序にこだわる方は1作目から挑戦してみてください。

さて、最終章です。

犯人がブツをマフィアに売る時間と場所を知ったブライアンは、自分を嵌めた連中に一泡吹かせる作戦を立てます。そんなことができれば逆転満塁ホームラン。しかし、命がいくつあっても足りないのでは?

そこはフィクションの良いところ。無茶苦茶やっても主人公は死にません。ランドリーシュートから落ちても平気(写真3)。

ただ、糸電話で会話する場面で、どう見ても糸が壁に接触してるのに会話できるのが不思議。ランドリーシュート越しなら糸電話がなくても声が届くということなら納得する(とはいえ、他の部屋にも聞こえてしまう)けれど、それなら糸電話は不要。やはりツッコミどころ満載です。

第6章で苦労したのが、レストランで寝ている客からトロフィー(ゴールデンチキン賞)を取るところ(写真5)。これもふつうに考えていたんじゃわかりません。捻り過ぎだ!

第6章のタイトルは "The End is Near" なのに、全然終わらないから途方に暮れました。暗い画面が多くて、なにが落ちているのか、そこに何があるのかよく見えないので、くれぐれもアイテムを見落とさないように注意してください。ハマります。(苦笑)

すべての準備が整ってから写真6を訪れると、あとはムービーを楽しむだけ。こんな単純な計画がうまく行くなんて信じられないけれど、もうそんなことはどうでもいい。感激です。

日本のゲームに飽きた方や、趣向の違うゲームをプレイしてみたい方にお勧めします。



お勧め度:★★★☆☆

2013年12月26日 (木)

[iPad mini] アドベンチャーゲーム RUNAWAY: A Twist of Fate Part 2 第5章

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"RUNAWAY: A Twist of Fate"は第1〜3章が Part 1、第4〜6章が Part 2に分かれています。

第5章は、ブライアンの記憶をベネット医師が催眠療法で引き出す場面(写真1)。前後編を通じて最も難解な部分で、どこまでが現実で、どこまでが夢(記憶)なのかわからない。最初は単なる夢だと思ったのですが、ひょっとしてこれはアブダクション?

アメリカ陸軍のキャンプで意識を失っている自分(ブライアン)がいて、手に何か持っています。両隣にはジーナと殺し屋タランチュラが意識を失ったまま。そして、自分はコーズマイヤー将軍を動かしているというユニークな場面(写真2、3)。電話を取れば(何者かに殺害された)チャプマン大佐と話すことができます。

と思ったら、途中決まったところでフリーズ。オートセーブなのでiPadを再起動しても解決せず、SAVED GAME メニューから一手前のセーブデータを選んでやり直しました。

話についていくのに苦労しましたが、ここで事件の核心が明らかになります。一方、ジーナはアパートの一室に監禁され(写真4)殺し屋ワサビ(変な名前)に監視されています。ブライアンが彼女を見事救出、できるといいなあ。(苦笑)



お勧め度:★★★☆☆

2013年12月24日 (火)

[iPad mini] アドベンチャーゲーム RUNAWAY: A Twist of Fate Part 2 第4章

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1〜6章までを半分に分け、前半がPart 1、後半がPart 2に分割。今回は、物語の後半をご紹介します。

主人公ブライアン・バスコは殺人罪で起訴され、精神鑑定のために精神病院に収容されたのですが、自殺したと知らされた恋人ジーナが葬儀に参列するとブライア ンから電話がかかってきて…。精神科医ベネットがブライアンは無実だと考えているなら無罪を勝ち取るチャンスはあるな、と思ってPart 1を終えたのですが、途中から怪しげな、電波な方向へ流れて…一体どうなっちゃうの?

外国のテレビドラマのように場面がコロコロ変わり「その頃、彼は…」というのの繰り返し。最も救われない場面を最初に見せておいて、事実は小出しにするものだから、プレイしててストレスがたまります。全体にはサスペンス。主人公は「逃亡者」なので社会の裏側をコソコソ、画面は暗く、陰鬱な雰囲気が漂います。第1章が墓場、第2章が精神病院、第3章が被害者宅、と明るいとは言えないスポットばかり。

第4章は再び精神病院(写真2)から始まります。

隣室のガボ(写真3)に教えてもらった脱走経路の下見に行ったブライアンは、空調設備室で患者の首を発見。びっくりして首を焼却炉に放り込んでしまいます。慌ててガボ に報告すると、その首なし死体(写真4)をブライアンのものと偽装することを提案。ブライアンは死んで、別の患者が脱走したことになれば、自分は追われないわけだから好都合。でも、そんなことできるの?

病院内で偶然、遺体安置所(写真5)を発見。今は使われていないようだけど、遺体安置棚、拘束具や手術台があって幽霊が出そう。プールに落ちた時は焦った。ここって死体を沈めておく場所だよな。やだ〜勘弁して! なんでiOSの、というかスマホ&タブレット用ゲームアプリってホラーとか暗いもの多いの? ゲーム専用機の世界でいえばプレステの世界。わたしは任天堂の陽気なゲームのほうが好きです。

ブライアン死亡偽装計画の中には「カルテを入れ替える」というのもあって、そのためにはベネット医師のオフィス(写真6)に忍び込まねばなりません。しかし、書類を入れ替えたって記憶には残っているわけで、それでうまくいくとは思えません。警察関係者がプレイしたら「警察をなめとるのか」ということになりかねません。

写真7の鍵のかかった鉄格子(直径1インチはある)を前に、画面上部に並ぶアイテムを使って突破する方法は…アトムかドラえもんを呼んで来い!

とにかくツッコミどころ満載のゲームです。真面目に考えるのが馬鹿馬鹿しくなる。ブライアンって悪党じゃない。真面目で、意外と気が小さい。でも、博打を打つ勇気というか茶目っ気はある。頭が良いんだか悪いんだかわからない。でたらめだけど楽しい!(笑)

外から見ると精神病院はずいぶん大きく立派な建物でした(写真8)。



お勧め度:★★★☆☆

2013年12月22日 (日)

[iPad mini] アドベンチャーゲーム the inner world その後 2

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「風のチャペル」ですべての謎が明かされるのかと思いきや、まだ奥がありました。ふたりが落ちた先にはバシリアンが!? ここは一体…。

iPad miniの「設定」>「一般」>「使用状況」で見ると、このアプリは2GB使っています。16GBモデルには厳しいサイズ。インストール前に、他の大きなアプリは削除したので空き容量は3.6GBあるのですが、それでもたまにフリーズしたり、落ちたりします。そういうときは、HOMEボタンを2度押しして、現在起動中のアプリ一覧を出して、そのアイコンを長押しして「-」を押すことで終了させていったほうがいいかもしれません。(気休め?)

たくさん並んでいるバシリアンを警備員が監視しています(写真2)。これが「ゼルダの伝説」だったら、見つかった途端牢屋に放り込まれるのですが、このゲームでは警備員がお馬鹿なのか、平和なのか、なにやっても捕まらなかったりするので良いのだか悪いのだか。要するに、明らかに捕まりそうなことはさせてくれないのです。だから緊張感は漂っているものの、実際は平和。

先走ったローラを探しに行きたいけれど、鳥の隊長さんのホイッスルで行進を続ける警備員に阻まれて先に進めません(写真3)。隊長と3人の警備員を排除するにはどうすればいいか。ここは悩みました。かなり柔軟な発想が求められます。

行き詰まって「?」マークでヘルプを見ても、それで解決するとは限りません。たしかに突破口にはなるのですが、すぐ次の謎が控えていて「え…!?」。そういう、控えめなヘルプです。ただ、このバージョンのバグなのか、項目を選んでも画面が真っ白だったりします。そのときは上下にスクロールしてみてください。出てくることがあります。

研究所前(写真4)には警備員が立っていて、ロバートの手配書まで貼ってあります。ここでも警備員の脳みその間隙を突いて切り抜けましょう。右側の階段を上ってみることも忘れずに。

研究所に入るとローラがいました(写真5)。水槽のなかの博士を助けなければなりません。そのためには、この部屋の地下にいる研究員が電撃を送るを止めなければなりません。彼はハエを追い払おうとして、ハエ叩きで謝って電撃スイッチを押しているだけなんですけど…。子供が喜びそうな設定ですな。

つぎは、スタート地点だったコンロイの部屋です(写真6)。ここを自由に動くのは初めて。外ではバシリアンが暴れ回っています。必要なアイテムを手に入れて戻ります。

最後は追われて屋敷に戻ります。なんとかして石化された人々を元に戻したい。そのためにはバシリアンを上手に使わなければならないのですが、そのまえにコンロイと対決せねばなりません。石化銃を突きつけられ絶体絶命のピンチ!(写真7)

あちこち移動しているようで、じつはシーン数はさほど多くありません。それでも世界が狭いとは感じさせないのはお見事。大手ソフトハウスの作品よりも、逆に「濃い」と感じるのはわたしだけでしょうか。

最後はめでたく大団円。英語に抵抗がなければ、ゼッタイお勧めです!



お勧め度:★★★★★

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2013年12月20日 (金)

[iPad mini] アドベンチャーゲーム the inner world その後

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お尋ね者少女ローラと共に逃げ出したロバートたちが着いたのは、怪しげな森の入口(写真1)。蛙のお化けみたいなゴーフや、空を漂う「ころころネズミ」、罠と警告メッセージだらけ。「じっとしてるのよ」と言いおいて、様子を見に行くローラ。しかし、ロバートも、こんな罠にひっかかるほど愚かではありません。

が、ローラが戻ったときには、ロバートは罠にかかって逆さ吊り(写真2)。犯人は、風の僧侶の成れの果て。物音がするとボーガンで闇雲に矢を放ってくる、物騒な爺さんです。ここではローラとして行動し、ロバートを助けたいのですが、もっと森の奥へ行ってみると「空気学者」調査隊のキャンプに出ました(写真3)

彼らは、第4の「風の泉」の在処を調べているのです。専用の装置(ローラいわく「箱」)で紙飛行機を飛ばして、その軌道で風の通り道を調べ「風の地図」を完成させるのが目的。しかし、装置の燃料は「泥」なのに、なぜか「蜂蜜」が入っているとか。相当なでたらめ度合いです。

彼らの調査を助け、地図が完成すると、ローラとロバートは第4の「風の泉」へ向かいます。と、そこには立派なお屋敷が(写真4)。

単にアイテムを使えば解ける謎ばかりではなく、相手との会話をうまく運ばないといけない場面もあります。ロバートがなんとか穏便に話そうと苦心している横から、ローラがズケズケ文句を並べ立てて悪口合戦になるところは愉快。強気で活発、気が短くて好戦的なローラの性格がよく表れています。そんな彼女に好意を抱いているロバートに「苦労するぞ」と言いたくなるのは私だけでしょうか。

屋敷に入ると、そこは受付(写真5)。ここは博物館? スティーブが焼いたクッキーをくれ、中庭(写真6)へ案内してくれます。しかし、そこから奥へは「ゴールデンチケット」が必要だとか。昔、この屋敷の住人が持っていたチケットだそうです。とにかく、奥にあるはずの「風のチャペル」へ行かねばなりません。

ここでは、屋敷前、受付、中庭の3つのエリアを行き来して謎解きをします。拾えるもの、取れるものはなんでも入手しておくこと。ロバートに「でたらめに試してない?」と言われても挫けてはいけません。なにがヒットするかわかりません。

チャペルへ入ると石化したアスポージア人がずらりと並んでいます。そして、中央には風の泉がありました。その上にある円筒形の筒になにか秘密があるようなのですが…。

スティーブが邪魔になることがあって、ローラに相手をしてもらおうとするのですが、彼女は辛抱が効かず「彼がしゃべると殺したくなるわ」。役に立たないと怒ってはいけません。知恵を使いましょう。

ずっと気になっているのが the inner world(内面世界)というタイトルの意味。最後にわかるのでしょうか。



お勧め度:★★★★★

2013年12月18日 (水)

[iPad mini] アドベンチャーゲーム the inner world

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久しぶりに面白いアドベンチャーゲームに出会いました。

風の僧侶コンロイに育てられたロバートは、コンロイの大事なペンダントを飲み込んだ鳩のペックを追って、宮殿のダストシュートに飛び込んでしまいます。ゴミが散乱する下町でペックが魚をついばんでいるのを発見しますが、高すぎて捕まえることができません。近くにゴミ屋の男が立っているのですが…。

アスポージアは巨大なすり鉢状の世界。3つの「風の泉」によって空気が循環していたのですが、そのうち2つは風が止まってしまい、3人の風の僧侶も残るはコンロイのみとなってしまったのです。そして風の泉から時折、風の神バシリアンが現れ、人々を石に変えてしまうのです。救世主のように振る舞うコンロイですが、彼は人々を救うことができるのでしょうか。

というわけで、我らがロバートはゴミ溜で鳩と格闘しています。ドイツ製アプリということで絵の雰囲気は独特。灰色の靴下に綿を詰め込んだものが鳩だとは思いませんでした。(苦笑) アニメーションが効果的に用いられて画面に動きを出しています。捨てられたロボットが主人公の「Machinarium」の味わい深いグラフィックに、モグラの冒険「City of Secrets HD」のユーモアを加えたような作品です。

謎解きは、適度な難易度と親切なヘルプシステムのおかげで、楽しみながら進めることができます。画面をタップしたままにすると、タップできる物が○で表示されますから、アイテムを見逃す心配はほぼありません。ただ、謎解きの方法というか、アイテムの使い方が、かなり突飛な(ふざけている)ことがあるので、真っ当に考えているだけでは解けません。いわゆる「ユーモアたっぷり」なのでしょうが、ユーモアにはお国柄が出るので、わたしにはわかりづらい部分もあります。

手に入れたアイテムは「ここで使ってしまったらあとで困るのでは」「もったいない」なんて心配しないで、なんでも試してみましょう。先入観は捨てて、細長いもの、平たいもの、硬いもの、柔らかいものといった大雑把な分類で使えそうなものを判断すればいい。わたしの知る限り、必要なアイテムは複数入手できるようになっていますし、使い終わったアイテムは消えます。だから、残っているアイテムには何か使い道があるはず。

鳩を捕まえる場面、お尋ね者の少女ローラの行方を教えてもらう場面、ローラの隠れ家の場面。それぞれよくできています。そこにあるアイテムは基本的にすべて意味があります。ふたつのアイテムを組み合わせて、別のアイテムを作ることもできます。すべては組み合わせの問題です。

個々の謎解きとは別に、大きなストーリーの流れがあります。それもなかなかにドラマチックで楽しめます。コンロイを尊敬し、コンロイの役に立ちたくて、泥棒鳩を追って飛び出していった、ちょっと気の弱い少年ロバートの冒険はまだ続きます。



お勧め度:★★★★★

2013年12月16日 (月)

[iPad mini] アクションパズル About Love, Hate and the other ones HD

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LOVE (愛)とHATE(憎悪)のふたりを動かして、どちらかが赤いゴールにたどり着けば一面クリアという、のんびりアクションパズルゲーム。

LOVEが放つ愛は、他のキャ ラを一歩引き寄せ、HATEの放つ憎悪は相手を一歩遠ざけます。10面までは練習モード。11面からが本番。時間制限はないし、手詰まりになっても一手ずつ戻すこともできるので、じっくり考えることができます。

シンプルだけど、意外と奥が深い。ちょっとした合間の気分転換にどうぞ!



お勧め度:★★★★☆

2013年12月14日 (土)

[iMac] Mac OS X 10.7 Lion アップデート

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Mac OS X 10.6.8 の iMac を 10.7.5 にアップデートしました。10.7以後でないと動作しないアプリが欲しかったからやむなく。

そもそも 10.5 Leopard から 10.6 Snow Leopard にアップデートしたときでさえ、重くなって、全体に動作が遅くなったのです。今度は 10.7 Lion です。2GB RAM では、のたうち回ることでしょう。(ため息)

Mac OS X 10.7 Lion の入手方法は、Apple Store で2,000円で注文すると、3〜4日後に(遅い。ダウンロード販売の意味なし)2通メールが届きます。一方に添付されている暗号化PDFファイルに書かれている英数字「コード」を、Mac App Store の「iTunes Card/コードを使う」リンクをクリックして表示されるダイアログに入力すればダウンロード開始。

ダウンロードしたインストーラを実行すると30分以上かかってインストールが完了。再起動するとLaunch Pad やらMission Controlやらドック内アプリが増えているし、あれ、画面スクロールが上下逆に動くし、え…Spaces(画面分割ツール)が効かない。(ショック)

自動起動設定しておいたアプリが同一画面に表示されてパニックになりましたが、Spaces の機能はMission Controlに取って代わられたようです。

Mission Control画面の右上にカーソルを持って行くと+マークが表示されるのでクリックしてください。画面上部にデスクトップ1、2、3、4と並んでいきます。そして、各デスクトップに割り当てたいアプリをドラッグ&ドロップすればOK。CTRL+矢印キーではシーケンシャルにしか画面切替できないので、CTRL+数字キーが便利。直接ジャンプできます。

OSをアップデートすると、他にもセキュリティやらiTune, FireFoxやらアップデート大会になりました。時間がかかるので、こういうことは暇なときにやりましょう。

それにしても、ますます重くなった気がする。最新のMac OSを使いたい方は最新モデルを買うことをお勧めします。

お勧め度:★★☆☆☆


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2013年12月12日 (木)

アルケミスト―夢を旅した少年

アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア) スペイン、アンダルシア地方の村で、両親と暮らしていた少年サンチャゴは、どうしても外の世界を見たくて羊飼いになりました。そして、羊飼いとして満足な暮らしができるようになった頃、自らをセイラムの王様メルキゼデックと名乗る男から「おまえの運命は、エジプトのピラミッドの近くにある 宝物を見つけることにある」と告げられたのです。悩んだ挙句、羊を手放し、海を渡った彼の前には広大な砂漠が横たわっていました。

面白いか、つまらないか。傑作か、駄作か。共感か、反感か。人によって評価が分かれそうな本です。休日の朝、近くのスターバックスでコーヒー片手に読み終えて、iPad mini のEvernoteで感想を書いてます。

文庫で200ページですから「星の王子さま」と匹敵するとも言われる寓話を読んで見てはいかがでしょうか。この物語を受け入れることができれば、あなたの人生を後押ししてくれることでしょう。

お勧め度:★★★★☆

2013年12月10日 (火)

旅のラゴス (筒井康隆)

旅のラゴス (新潮文庫) 喩えるならば、22世紀を経験した世界の文明が突如崩壊し、18世紀に逆戻り。しかし、そのとき一部の人々は特殊な能力、いわば超能力を得ていて…というSF、になるのでしょうか。その世界を旅するラゴスという男の一生の物語。
  1. 集団転移
  2. 解放された男
  3. 壁抜け芸人
  4. たまご道
  5. 銀鉱
  6. 着地点
  7. 王国への道
  8. 赤い蝶
  9. 奴隷商人
  10. 氷の女王

ラゴスは北から南へ、南から北へ旅して、かつての科学文明の文献を読みあさり、その時代に必要な情報を人々に与えていきます。ひょっとしたら、私達が住む、この世界もそんなふうに誰かが築いたものなのかも。そんなふうに思ってしまう、不思議な空想物語です。作者の突飛な想像力に脱帽。

お勧め度:★★★☆☆

2013年12月 8日 (日)

天神 (小森陽一)

天神 (集英社文庫) 航空自衛隊というと、有川浩の『空の上』『空飛ぶ広報室』を思い出しますが、本作は航空自衛隊の戦闘機乗り候補生(学生)たちの奮闘記です。

祖父と父も戦闘機乗りだった航空学生出身の坂上 陸と、防衛大学出のエリート高岡 速(はやり)の、まったく性格の異なるふたりを軸に物語は進みます。「天神」というのは、戦時中祖父が出会ったという空の神様。そのおかげで祖父は生還できたというのです。航空自衛隊のファイターパイロットは空に上がったら生きて還ることができる保証がないという危機感が物語の背景にあるのですが、終盤までずっと淡々と語られていきます。これが有川浩だったら、とんでもなく切ない、感情を揺さぶる書き方をしてくるだろうな、と思いつつページを繰りました。

この本は、訓練中に学生が事故死した過去を引き摺っているので、テーマは非常に重いのですが、描き方がやや平坦なので損をしているような気がします。表紙絵と合わせて「ライト」ノベルだと思われているのかも。

巻末に実機が紹介されているので、まずこちらを見てから読んだほうが実感が湧くことでしょう。最後のクライマックスは泣けちゃいました。

お勧め度:★★★★☆

2013年12月 6日 (金)

ゲート 4 ―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 総撃編 (柳井たくみ)

ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈4〉総撃編 「ゲート」第4弾は、再び魔導師レレイが鍵を握ります。異世界への「門」が開かれたままになったために、特地だけでなく日本でも天変地異が起こり、一旦「門」を閉じなければならないことがわかります。しかし、日本政府だけでなく、特地の天然資源などを狙う世界各国は反対。レレイは「門」を再び開くことができるというのですが…。

帝国は「門」を閉じてもらったほうが助かるし、日本側は開いてもらわないと困る。それがレレイにだけ可能なのだとしたら、双方から狙われることになります。しかし、レレイはそんなことは心配してません。「イタミが守ってくれる」と思ってますから。他のテュカ、ロゥリィ、ヤオも「門を閉じてもいいからイタミはこっちに残してほしい」という点で意見が一致しているのです。異世界ハーレム状態のイタミですが一体彼の運命や如何に!? もう好きにしてくれって感じ。(笑)

日本に対する賠償を約す講和に反対するゾルザルは、自国民を犠牲にしても自衛隊を排除しようと戦争を仕掛けて来る。それに対して講和派は皇帝を味方につけ自衛隊にゾルザル討伐に協力させようとして決戦の火蓋が切られるのでした。戦いが終わらないまま(本が)終わってしまったから気分が悪い。はやく5巻を読まねば!

お勧め度:★★★☆☆

2013年12月 4日 (水)

ゲート 3 ―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 動乱編 (柳井たくみ)

ゲート―自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり〈3〉動乱編 自衛隊の異世界ファンタジー第3弾。自衛隊員イタミは、鉱物資源調査の名目で、レレイが導師審査を受けるのに同行します。2巻ではテュカ、3巻ではレレイの力になるわけです。

一方、次期皇帝の座を狙うゾルザルは、帝権擁護委員(オプリーチニキ)なる秘密警察のような組織を設置し、講和派の弾圧を始めたのです。武力を背景に議会を押さえつけるのは政変(クーデター)だと判断した自衛隊は、空挺部隊による帝都制圧を決行。ピニャ皇女を含む講和派救出に向かうのでした。帝都を制圧して帝国を滅ぼすのはマズイという方針だったのですがついに…!?

自衛隊らしく控えめな場面と、敵を皆殺しにする場面とに分かれます。また、国民を守るために仲間が犠牲になる場面の「説教」は、いかにも元自衛官らしく、少々くどいものがありますが、気持ちはわかります。警察でも消防でも命を張って守ってくれるのは、わたしたちが納税者だからではありません。

イタミの周囲は異世界美少女ハーレム状態。ミリタリー+ファンタジー+ラブコメ的な幕の内弁当なので退屈はしないのですが、読後に、もうすこし爽快感、充足感があるとうれしい。

お勧め度:★★★☆☆

2013年12月 2日 (月)

ゲート 2 ―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 炎龍編 (柳井たくみ)

ゲート―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり〈2〉炎龍編 陸上自衛隊@異世界は、ファンタジーにリアルを持ち込んだ不思議な物語。第2弾は「炎龍編」とあるとおり、前巻で倒せなかったドラゴンと決着をつけます。

ドラゴンに襲われた村から「緑の人」(陸上自衛隊員)に助けを求めてやってきたのがタークエルフの女戦士ヤオ。しかし、ヤオの村は帝国の向こう側、エルベ藩王国にある。他国に軍隊を送るのはまずい。しかも、ドラゴンは「空飛ぶ戦車」並に強力なので「74式戦車4両、ファントム2機、コブラ2機、観測ヘリ、155mm自走砲20門…」と、とんでもない武器が必要になってしまうらしい。

ファンタジーに登場するドラゴンは、RPGも含めて、騎士が剣で倒してしまったり、強いんだか強くないのだかよくわからない。しかし、この物語に登場するドラゴンは「装甲」が厚く、20mm弾では歯が立たず、自由自在に飛翔し「ホバリング」も可能で、おまけに炎を吹く。戦車+戦闘ヘリみたいな奴だという説明が、なんだか妙にリアルで気に入りました。F15が2機でドラゴンを探し出して、ちょっかいを出して「性能」を調べる下りでは、最後に大笑いしました。

自衛隊員イタミは、ヤオに頼まれても「ドラゴンは怖いから嫌だ」。しかし、そのドラゴンは、エルフのテュカの父の仇。テュカは父が死んだことを認めたくなくて、精神を病んでいきます。イタミは、仇のドラゴンをテュカに倒させれば、現実と向き合うことができるのではないかと考えるのですが…。

イタミのキャラは、元自衛官の作者自身なのでしょうか。好きなものは好き、嫌なものは嫌、勝てそうになければ逃げる、卑怯でもなんでもやっつければ勝ち、という超現実派。帝国の騎士道なんて知ったこっちゃない。「中世風 Vs. 現代風」の対比が愉快です。

お勧め度:★★★★☆

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