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2013年12月30日 (月)

神様のカルテ 3 (夏川草介)

神様のカルテ 3 夏目漱石を敬愛する栗原一止は、松本市内の本庄病院に勤める内科医。引きも切らない救急患者を診ながら、入院患者30名以上を抱える厳しい勤務にも「あせってはいけません。ただ、牛のように、 図々しく進んで行くのが大事です」をモットーに励んでいます。

第2巻を読んでから時間が経っているので、細かい話は忘れてしまっていたのですが、この作者、こんなに文章が上手でしたっけ。あ、失礼。素直に驚いたのです。主人公が「漱石かぶれ」なので、言い回しが一風変わっていてちょうどいい。松本の、信州のうつくしい情景が目に浮かぶよう。

今年9月、スズキのスイフト・スポーツで次男と名古屋から国道153号線で飯田方面へ「一般道ドライブ」に出かけ、そのまま北上を続けたら松本城に着いたのです。愛知県に比べ長野県はすこしは涼しいだろうと思いきや、しっかり暑い松本で、お城を見てざるそばを頂いて帰ってきました。たったそれだけの松本体験でも、なんだか本書の世界が身近に感じられます。

細君のハルさんをはじめ、病院の仲間たちとの交流や日本酒、季節ごとの風情がとってもいい感じ。読んでいるだけで幸せな気分になれます。

今回は、本庄病院にひとりの内科医が加わり、波紋が広がります。その結果、帯にあるように「青年医師・栗原一止に訪れた、最大の転機!」となるのですが、そこまで大袈裟な話でもないような…。

第3弾も期待を裏切らない良作でした。ぜひ!

お勧め度:★★★★★

『ジャン・クリストフ』を読んでみようかな。

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