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2013年7月 8日 (月)

コーラルの嵐―デルフィニア戦記 7 (茅田 砂胡)

コーラルの嵐 デルフィニア戦記7 (C・NOVELSファンタジア) 独身のウォル国王のところに、昔の女が愛妾にしてほしいとやってきた。当時こっぴどく振られたらしいのですが、お人好しのウォルは彼女を愛妾として城に迎えたのでした。一方、隣国タンガは、王子とリィ王女の縁談を持ち込んできて、ウォルはどうやって断ったものかと四苦八苦。無下に断れば戦になるは必定。タンガはそれを狙っている節もある。ウォルは縁談話をリィに秘密にしていたのがいけません。侍女から聞いたリィは怒り心頭に発し、ウォルの命は風前の灯火!?

考えあぐねたウォルは、以前リィが訪れたという魔法街に足を運びます。そこで授けられた妙案とは「国王が王女を娶ればよい」。たしかに、国王が相手ではタンガもあきらめるしかないでしょう。しかし、リィが大人しく結婚などするかどうか…。

王国ものファンタジーって華やかな反面、陰謀とか誘拐とか暗殺とか、人間の暗黒面を見せつけられるようで嫌になることがあります。しかし「デルフィニア戦記」に限っていえば、結構愉快(笑える)ので許せます。あまりにお人好しなウォルにイライラしつつも「ま、最後はうまくいくだろう」と安心して読んでいる自分がいるのです。

あとがきによると、今回のテーマは「らぶろまんす」。カタカナではなく平仮名で書くと、その漫才っぷりが表現できてピッタリはまります。

それにしても、今回のタンガとの喧嘩のやり方は懐かしい。ウォルとリィの阿吽の呼吸がなせる技。なるほど、そうまとめましたか。さて、次回、ふたりはタンガをどう料理するのか楽しみです。

お勧め度:★★★★☆

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