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2013年6月24日 (月)

神秘の島 第1部 (ジュール ヴェルヌ)

じつはiPad用のアドベンチャーゲーム "Jules Verne's Return to Mysterious Island - Deluxe Edition"をプレイしていて、原作を読んでみたくなったのです。そのゲームは、かつてサイラスたちが上陸したリンカーン島に漂着した女性ミーナが猿のジェップと島を脱出することを目的したサバイバル・アドベンチャー。サイラスたちが生活した痕跡を辿る冒険が楽しめます。このゲームはそもそもPC版だということですからiPadがなくてもプレイできるはず。ただし、いずれも英語版です。

この物語の登場人物たちは南北戦争の捕虜になっていて、南軍の拠点リッチモンドから気球で逃亡を図ったらハリケーンで南太平洋の孤島まで飛ばされてしまったのです。途中、海に墜落しそうになって積み荷をすべて捨ててしまったので、あとで非常に苦労するわけです。

メンバーは、技師サイラス・スミスと召使いナブに愛犬トップ、新聞記者ジュデオン・スピレット、水夫ペンクロフ、ハーバート・ブラウン少年。男4人と少年1人。付き合いが長いわけでもないのに、みんな、サイラスに対する尊敬の念が強いことに驚くのを通り越して戸惑います。たしかに、彼がリーダーシップを取り、的確な判断を下すことで、物事は進んでいきます。

火を熾すにしても、木と木を擦り合わせる方法は徒労に終わる可能性が高いと、懐中時計のレンズを2枚、間に水を挟んで泥で固めて、太陽光を集めたり、六分儀なしで緯度を割り出したりと大活躍。しかし、時計のレンズを工具なしで外せるのかな。と、時々突っ込みたくなることもありますが、そこはあえてスルーしましょう。

第1部は、自分たちの住居として洞窟を見つけてグラニットハウス(花崗岩の宮殿)と名付けたところまで。他者の侵入を防ぐことができるように高所を出入り口にするなど「自分だったら思いつかないだろうな」。読んでいて感心することばかり。なにより5人のなかで諍いが起きないことが素晴らしい(incredible)。「児童書だから」といえばそれまでだけど、面白いものは誰が読んでも面白いのです。

お勧め度:★★★★☆

Jules Verne's Return to Mysterious Island - Deluxe Edition App
カテゴリ: ゲーム(英語版)
価格: ¥250

MacOS版もあります。
Jules Verne's Return to Mysterious Island - Director's Cut App
カテゴリ: ゲーム(英語版)
価格: ¥900

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