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2013年5月12日 (日)

ねこたま (小林めぐみ)

「王女の卵」を探し求める王子ガルタの従者として人跡未踏の地デルゾントに向かうルーは「明日は明日の風が吹く」がポリシーの能天気な剣士。王子を王族として敬うどころか、平気でタメ口をきいては苛立たせてばかり。途中、気化狼に襲われた際、謎の少女アクアクが現れて…。

王子に戦士と怪力美少女が旅の途中って(王子を除けば)先日読んだ「デルフィニア戦記」に似てる。こちらの少女も正体不明ではあるけれど、とりあえず人間みたい。賭けに負けて「ルーのモノ」になったアクアク。とりあえず育った山を抜け出したかったらしい。街に連れていけとうるさい。

中世の貴族社会を背景にしたファンタジーなのですが、とぼけた、人を喰った小説です。富士見ファンタジー文庫初期の作品ということなので、ラノベのハシリなのでしょう。最近のラノベより面白い!

卵から孵ったアルディシア王女は、母国タルージアを奪還すべく「10万の兵を貸してほしい」という。象徴王にそんな権限はなく、一体どうするのか…。

ありえない脱力ファンタジー、お勧めです。

お勧め度:★★★★☆

あとがきによると「アクアクの名は「アクアクの夢」という吉川洋一郎氏の音楽からいただきました」。

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