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2013年5月16日 (木)

黄金の戦女神 ― デルフィニア戦記 2 (茅田 砂胡)

「デルフィニア戦記」シリーズ第2弾。国を追われた王ウォルと希代の美少女戦士リィは、王座奪還のため、首都コーラルへ向けて旅立つ。途中、一夜の宿を借りた村に義賊と称する連中がやって来て、家畜ばかりか村の娘まで攫っていこうとするのを見たふたりは…。

「グイン・サーガ」では、主人公グイン自身が謎だったのですが「デルフィニア戦記」の謎はリィです。美少女という外見は仮の姿。本人にとっては迷惑至極という言い草です。自分を化物呼ばわりしなかったウォルが気に入って、ちっとも王様らしくないウォルを玉座に座らせてみたいと思ったとか。欲得づくでないところがいい。

しかし、ウォルに忠義を誓うドラ将軍をはじめ、家臣たちが集まって来るなかでリィは肩身が狭くなっていきます。自分たちの王が、なにをもって、こんな小娘をそばにおくのかと憤慨することしきり。それは自分の目で確かめてもらうのがいちばんの近道でしょう。

王を追放したデルフィニアは無政府状態。官僚の親玉ベールゼン侯爵は、剣ではなく悪知恵が武器。悪い連中をウォルとリィが木っ端みじんにしてくれるのは胸がすく思い。それ以上に、リィの活躍に周囲が呆気にとられるのが愉快だったりします。

お勧め度:★★★★★

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