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2013年2月27日 (水)

上と外 2 緑の底 (恩田 陸)

遺跡観光のヘリコプターから転落した練と千華子は、熱帯の密林に受け止められ九死に一生を得ます。しかし、そこは日光すら差し込まないジャングル。しかも、水と食料はわずかしかなく、大きなピラミッドがあるというティカルを目指すにしても方角がわかりません。練は「祖父だったら何て言うだろう」と想像し、千華子と共に生き延びることを考えます。

一方、日本でG国のクーデターを知った楢崎家では、祖父や叔父たちがそれぞれ情報収集に努めていました。「外務省は大企業の社員や大手ツーリストの観光客以外にはすごく冷たい」というのはリアルな話です。

本書のタイトルがなぜ『上と外』なのか気になっていたのですが、作者いわく「子供の頃に読んだ本に、大きなガラスのエレベーターが出てきて、行き先を書いたボタンがずらりと並んでいるんだけど、一度も使ったことがないボタンがあって、それが「上と外」だったの」。恩田陸ってお茶目な人だったんですね。

お勧め度:★★★☆☆

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