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2013年1月29日 (火)

算法少女 (遠藤寛子)



江戸時代、千葉あきという町医者の娘が、父から算法を教わっていました。ある日、お寺に奉納された算額にまちがいを見つけて、騒ぎに巻き込まれていきます。
  1. 花御堂
  2. 壷中の天
  3. 手まりうた
  4. 九九をしらぬ子
  5. 雨の日
  6. 縁台ばなし
  7. わざくらべ
  8. まね
  9. オランダの本
  10. わたしの本
  11. 決心
  12. あたらしい道
  13. 江戸だより

これは、安永4(1775)年に刊行された和算書『算法少女』を元に、著者が児童書として書き下ろしたものです。その算額の内容は以下のとおり。

半円に直角三角形を内接させ、この直角三角形の内接円と、弓形内にえがいた最大の円があいひとしいとき、内接円の半径が四寸ならば外接円の半径はいくつか?(下図参照)

ipad034.jpg

江戸時代に三平方の定理や円周率の求め方を研究していた人たちがいたなんて、いても不思議はないのだけれど、考えたことがなかったもので新鮮でした。

算数嫌いの子供より算数好きの子に読ませてあげるとよいかもしれません。

お勧め度:★★★★★


エジプトでは紀元前16世紀に「リンド数学パピルス」という数学書?が書かれています。人類と数学はじつに永い付き合いなのです。

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