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2013年1月17日 (木)

竜馬がゆく 5 (司馬遼太郎)

新撰組が池田屋に集う長州藩士たちを殺し、蛤御門の変で長州藩は一転「朝敵」として京を追われます。血なまぐさい事件が続き、竜馬の知人、友人たちが次々と倒れていきます。彼らの死を無駄にしないよう、竜馬はかならず幕府を倒し世の中を変えてみせると誓うのでした。
  1. 防長二州
  2. 池田屋ノ変
  3. 流燈
  4. 変転
  5. 菊の枕
  6. 摂津神戸村
  7. 薩と長
  8. 元治の暮

京都時代MAP 幕末・維新編 』によると、御所の西側にある「蛤御門」は開かずの門だったのが1788年の大火で初めて開けられたので、火に焼かれて口を開く蛤に喩えたそうです。いまは静かな京都御所も過去、多くの血が流れたわけです。

これらの事件に加わる人間を出した神戸海軍塾は幕府によって閉鎖され、勝海舟も閉門のうえ謹慎処分となったのです。せっかく手に入れた船も幕府に返さざるを得ず、失意の竜馬は薩摩藩の西郷に会います。そのときの様子が可笑しい。

竜馬は薩摩藩邸の庭で鈴虫を捕まえ「虫かごはないかえ」。かごを軒に吊るして西郷と向かい合い、互いに人物を探る様子が興味深い。なにをもって「信ずるに足る」と判断するのか。竜馬が1ヶ月ほど経って、再び薩摩藩邸を訪ねたときも虫かごに鈴虫がいたのを見て竜馬は西郷の人柄を信じるようになったとか。小説なのでフィクションかもしれませんが、こういう話はいいですね。

お勧め度:★★★★☆

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