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2013年1月 3日 (木)

竜馬がゆく 2 (司馬遼太郎)

第2巻は、黒船の出現から竜馬の脱藩まで。飄々とした竜馬が、土佐の勤王主義者のリーダーたる武市半平太となぜか仲が良く、自らの尊王攘夷活動にしきりと竜馬を誘うのですが「重臣を斬ったところで土佐藩を変えることなどできないし、ましては国は変わらない」と我が道を行きます。というか「天が自分を求めるまでは剣の腕を磨く」とばかり昼寝しています。(笑)
  1. 若者たち
  2. 旅と剣
  3. 京日記
  4. 風雲前夜
  5. 待宵月
  6. 頑固家老
  7. 萩へ
  8. 希望
  9. 土佐の風雲
  10. 脱藩

この本は、坂本竜馬をはじめとする幕末の志士たちが「なぜ、そういう考え、行動するに至ったか」を描く小説ですが、司馬遼太郎の歴史観も興味深いものがあります。明治維新の原動力となった薩摩藩、長州藩は徳川家から領地をもらったわけではないから恩義もない。一方の土佐藩は恩があるけれど、それは山内家であって、長宗我部の流れを汲む下級武士(郷士)たちは恨みこそあれ恩などないから尊王攘夷に傾いたというのです。

それにしても、竜馬が脱藩したことでふたりの姉が犠牲になったという話は、本書ではじめて知りました。なにをするにも文字通り命懸けの時代です。

お勧め度:★★★★☆

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