« 一瞬の風になれ 3 (佐藤多佳子) | トップページ | ガニメデの優しい巨人 (ジェイムズ・P・ホーガン) »

2012年12月 7日 (金)

サマータイム (佐藤多佳子)

『一瞬の風になれ』の佐藤多佳子のデビュー作。夏の日、姉・佳奈と弟・進が出会った少年・広一は片腕を事故で失っていました。弟とはピアノ、姉とは自転車でつながり、そして切れてしまう。鮮烈で切ない4編。
  1. サマータイム
  2. 五月の道しるべ
  3. 九月の雨
  4. ホワイト・ピアノ

1話は進、2話は佳奈、3話は広一、4話は佳奈の視点で描かれています。姉弟の問題、親との関わり、他人との付き合いに、そして何より自分との折り合い方に、不器用で手探りの様子が見事に描かれています。子供時代に(親を含めて)「良い大人」と出会うことは大事なのだと考えさせられました。

お勧め度:★★★☆☆


« 一瞬の風になれ 3 (佐藤多佳子) | トップページ | ガニメデの優しい巨人 (ジェイムズ・P・ホーガン) »

現代小説」カテゴリの記事

2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ