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2012年12月13日 (木)

斬られ権佐 (宇江佐真理)

時代小説は、人殺しじゃなくて人情ものがいい。そういう意味で、わたしの好みにぴったりな気がして手に取ったのですが、仕立職人の権佐が女医のあさみを救うために八十八の刀傷をつくり、生き延びた結果、あさみと所帯をもつに至った経緯を読んで、なんだか違和感を感じたのです。どうもあっさりしすぎてる。尋常でない話を語るには言葉が足りないような気がします。

文字通り、九死に一生を得た権佐は、与力・数馬の下っ引きを勤め、下手人の弱さ、つらさ、悲しさを思いやるのですが、ボロボロの身体にむち打つにも限界があって…泣けそうな話なのに泣けませんでした。波長が合わないといえばよいのでしょうか。(残念)

お勧め度:★★☆☆☆

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