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2012年10月11日 (木)

アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う (ゲイル・キャリガー)

日本では「英国パラソル奇譚」というシリーズ名がついていますが、原作は全5巻。"Soulless" "Changeless" "Blameless" "Heartless" "Timeless" というように "...less"シリーズになっています。この第2巻の "Changeless"というのは、変身できなくなる「人間化現象」を指しているのでしょう。

反異界族のアレクシアが直接触れたわけでもないのに、人狼や吸血鬼が一斉に人間に戻ってしまう現象が起きます。人間に戻っている間は年を取るし、怪我もすぐには治らないし、簡単に死んでしまいます。大げさにいえば種族存亡の危機。悪用すれば異界族に対する武器となります。これは伝染病か、化学兵器か…異界族に嫌疑をかけられたアレクシアは原因を探るべく、単身スコットランドに向かったのでした。

といいたいところですが、友人のアイヴィと異父妹フェリシティ、夫の部下タンステルがアレクシアの足を引っ張ります。ゲームでいえばお邪魔キャラ。ドバタバを演じることしかできないため、かなり目障りです。

007の秘密兵器みたいに強化されたパラソルが「殴る」以外にどんな活躍をするのか楽しみだったのですが、機能がわかりづらく、あまりパッとしませんでした。
  1. 何かが消え、アレクシアがテントに立腹し、アイヴィが報告する
  2. 人間化病
  3. 帽子の買い物といくつもの困難
  4. パラソルの正しい使い方
  5. アケルダマ卿の最新機器
  6. 婦人選抜大飛行会
  7. 怪しいタコと飛行船のぼり
  8. キングエア城
  9. メレンゲがこなごなになること
  10. エーテル通信
  11. 主任サンドーナー
  12. 大解包
  13. フランスの最新流行
  14. 変身

しかし「人間化現象」の原因については納得できるものでした。

これで一件落着と思いきや、最後の最後にアレクシアにかけられた嫌疑。これをどうやって解くのか、気になります。

お勧め度:★★★☆☆

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