« 東雲の空 ~ 居眠り磐音 江戸双紙 38(佐伯 泰英) | トップページ | 猫を抱いて象と泳ぐ (小川洋子) »

2012年10月 2日 (火)

人生を変えた時代小説傑作選 (山本 一力, 縄田 一男, 児玉 清)

自他ともに認める時代小説好きの三人が、“人生を変えるほどの衝撃を受けた”短篇小説を二篇ずつ選んだアンソロジー。

山本一力、縄田一男、児玉清の3人が”人生を変えるほど衝撃を受けた」時代小説(短編)を二編ずつ選びました。
  1. 菊池寛「入れ札」
  2. 松本清張「佐渡流 人行」
  3. 五味康祐「桜を斬る」
  4. 藤沢周平「麦屋町昼下がり」
  5. 山田風太郎「笊ノ目万兵衛門外へ」
  6. 池宮彰一郎「仕舞始」

いちばん面白かったのが「麦屋町昼下がり」。武家の女房が父に斬られそうになっているのを救うため、やむなく父親を斬った主人公。その女房の夫は藩内随一の剣客。江戸詰めから戻ってきたら殺られる。腕が立つと言われる老人に指南を乞うが、事態は思わぬ方向へ転がります。結婚相手を自由に選ぶこともできなかった時代の機微も興味深いです。

お勧め度:★★★☆☆

« 東雲の空 ~ 居眠り磐音 江戸双紙 38(佐伯 泰英) | トップページ | 猫を抱いて象と泳ぐ (小川洋子) »

時代小説」カテゴリの記事