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2012年9月27日 (木)

僕とおじいちゃんと魔法の塔 2 (香月日輪)

幽霊の祖父と、その使い魔が棲む「魔法の塔」に転がり込んだ、孫の龍神と親友の信久は同じ条西高校に合格。これは高校入学直前のお話。1巻では小学生だったのに、中学を飛ばした理由は1巻のあとがきにありました。要するに書きにくかったそうです。
  1. 魔法の塔の住人
  2. 楽しくやってマス
  3. 魔女降臨
  4. 魔女と手をつないで
  5. 新しいドアが開く
  6. またここから始まる
  7. いってきます

今回は超上級魔女のエスペロスが登場。赤毛に碧眼、透き通るような白い肌をもつゴスロリ美少女。小学生にしか見えないけれど、実際の年齢は…。

ふつうの人間が幽霊や魔女といった超自然的存在と暮らす、という設定は『妖怪アパートの幽雅な日常』に通じるところがあって面白い。かなりでたらめなんだけど、おおらかな住人たちは動じることなく楽しんでる。おおらかなのはいいんだけど、エスペロスは時々大金を用意してきて、みんなで豪勢な買い物をするのです。そのお金は、政治家とかやくざとか盗まれても警察に届けることができないのだとか。龍神も「どうせ、裏金じゃん」と鼻で嗤うけれど、裏金だったら盗んでいいのか。この小説のモラルはどのあたりにあるのか甚だ疑問であります。

お勧め度:★★★☆☆


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