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2012年7月31日 (火)

マイ・ブルー・ヘブン 〜 東京バンドワゴン 4 (小路幸也)

「東京バンドワゴン」の語り手、いまは亡き(幽霊の)サチが堀田家に嫁ぐことになったいきさつが明かされます。なんとサチは華族・五条辻家の一人娘・咲智子18歳。終戦直後、父から重要な文書の入った箱を浜松まで届けるように言われて出かけた上野駅で米兵に捕まりそうになったところを堀田勘一少年に救われたのです。
  1. On The Sunny Side Of The Street
  2. Tokyo Bandwagon
  3. My Blue Heaven

古本屋「東京バンドワゴン」の店主は勘一の父・草平。新聞社を起こそうとしただけあって博学です。意外だったのが勘一。彼は医学生で、英語が堪能で、芸術にも通じている点。1巻から読んできて違和感がないのは語り手が同じサチだからでしょう。それにしても華族のお嬢さんだったとは!

サチを勘一の嫁として堀田家にかくまったものの、サチの両親の無事を確かめたい。堀田家は仲間を総動員して占領軍に対して仕掛けます。堀田家のおせっかいは家訓によるものらしいけれど「おせっかい、ここに極まれり」ですね。

4巻は「東京バンドワゴン」シリーズで一番気に入りました。

お勧め度:★★★★★

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