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2012年5月 1日 (火)

蒼穹の昴 3 (浅田次郎)

清国王朝は誰の目にも崩壊寸前。列強諸国は清を食い物にしようと待ち構えています。そんな中、光緒帝の変法維新を目指す帝派は、西太后から親政の開始と太后の引退の約束を取付けることに成功します。しかし、いつになったら実現するのやら…。文秀は帝派、春児は后派という敵対する立場に引き裂かれ、ついに后派による暗殺計画が実行に移されます。さらに両派の楔ともいうべき恭親王が倒れて…。

文秀は期待されない次男坊、春児は馬糞拾いだったのが、トントン拍子に出世して権力の中枢に。都合が良すぎるように感じますが、そうでないと文庫で全4巻が10巻くらいになりそうなので気にしないことにします。

栄禄や李蓮英という王宮の守旧派の暗躍に怒りを感じ、日本、アメリカ等の新聞記者の目を通して見る国際情勢に危うさを感じ、天津の李鴻章の聡明さに感心したり、日本では明治維新が起きたんだなぁと歴史を感じたり、見所(読み所?)満載です。

お勧め度:★★★★★

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