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2012年4月19日 (木)

氷菓 (米澤穂信)

主人公は神谷高校1年の折木奉太郎。彼は無駄なエネルギーを使わない「省エネ」少年。理屈っぽくて冷めた奴です。「帰宅部」を決め込んでいた彼が、海外の姉からの手紙で「私が所属していた古典部が部員不足で廃部になりそうだから入りなさい」と言われ、入部届けを出して部室に行くと、そこにいたのが豪農のお嬢様・千反田える。好奇心旺盛な彼女が「わたし、気になります」と言い出したら止まりません。

学校で起きるささやかな謎を解きつつ、千反田の叔父・関谷純が33年前、古典部部長だった当時のことを調べることになります。ミステリーというほど大げさなものではないけれど、この小説のもつ雰囲気というか空気は好きです。

4月から「京都アニメーション」制作でアニメになると聞いて原作本を読んでみました。わたしが読んだ角川文庫の表紙は学校の階段の踊り場を写した写真でしたが、いまはヒロイン「千反田える」のイラストになっているようです。

お勧め度:★★★★★

『氷菓』は「古典部シリーズ」の第1弾。『愚者のエンドロール』『クドリャフカの順番』『遠まわりする雛』『ふたりの距離の概算』と続きます。

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