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2012年4月 9日 (月)

夏天の虹〜 みをつくし料理帖 7 (高田郁)

待望の新刊「みをつくし料理帖」シリーズ第7弾『夏天の虹』です。大好きな和菓子をすこしずつ食べるように、じっくり読ませていただきました。甘いと思ったらしょっぱい塩饅頭でした。
  1. 冬の雲雀〜滋味重湯
  2. 忘れ貝〜牡蠣の宝船
  3. 一陽来復〜鯛の福探し
  4. 夏天の虹〜哀し柚べし

町人の澪が武家の小松原と添う道を周囲が用意してくれたものの、料理人としての道を捨てることができず澪は悩みます。自分の気持ちを小松原に伝えると「すべて俺に任せろ」と言って去ります。うわ〜、こいつぁいけねぇ。

そのショックからか、急に匂いと味がわからなくなった澪。料理人としては致命傷。そのピンチを救ってくれたのが吉原は扇家の料理人・又次。澪の幼なじみ野江を守ることに命を賭ける又次はなんと…。

帯に<非涙>の第7弾とありましたが、まさに涙なくして読めません。澪はつらい時期を乗り越えれば幸せになれる(雲外蒼天)というのですが、それにしてもイジメすぎでは?と心配になります。

巻末に「みをつくし瓦版」という質問コーナーがあるのですが、そこに作者から「年2冊ペースでしたが次回は1年後」とのお知らせ。それこそ<非涙>です。

お勧め度:★★★★★


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