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2012年4月11日 (水)

一矢の秋 ~ 居眠り磐音 江戸双紙 37(佐伯 泰英)

姥捨の里で生まれた坂崎空也もすくすく育って2歳。田沼意次の妾おすなが放った刺客・雹田平らとの決戦のときが近づいていました。一方、江戸では品川柳次郎とお有夫妻が、尚武館道場が解体されるところを目撃。どういうことかと敷地に入ったところを田沼の用心棒たちに絡まれ…。

ついに磐音が動きます。江戸へ戻るためには雹田平を倒さねばなりません。江戸、京、名古屋と連絡を取りながら準備を進めているところへ、なにを思ったか「おすな」が江戸から船を仕立てて高野山詣。女人禁制を田沼意次の代参と称して押し切ろうというのか。おすなが動けば手下の雹も動く。というわけでクライマックスへ!

空也が生まれて磐音もおこんも急に老成してしまい、つまらなく思っていたのですが、磐音のまわりには頼りになる人も、ならない人もいて賑やか。時代小説というと江戸が舞台なので、江戸以外を舞台にもっと活躍してほしかったのですが、姥捨の里では猟や野良仕事しかないので、最後は江戸に戻って尚武館道場を再興しないと収まりがつかないのでしょう。

お勧め度:★★★★☆

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