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2012年3月23日 (金)

うそうそ (畠中恵)

「しゃばけ」シリーズ第5弾は、若だんなが箱根に湯治に出るお話1本の長編です。1巻もそうだったのですが、中盤にむけて謎が謎を呼んでもつれた糸が終盤でほぐれていくのが面白いから短編よりも長編のほうが好きです。以下の章立ては移動していく地名です。
  1. 江戸通町
  2. 塔之沢
  3. 芦ノ湖
  4. 東光庵薬師堂
  5. 箱根神社
  6. 地獄谷

冒頭のプロローグが最初はなんのことかわからないのですが、終盤に差し掛かって来ると状況が読めてきます。湯治の話は若だんなの母おたえが言い出したのですが、あの過保護な親がひ弱な息子を平然と遠くにやるなんてどうも不自然。なんだか妖しい。いや、怪しい。

江戸から小田原まで舟に乗り、そこから籠で箱根に向かうはずが、途中で手代たちが消えてしまい、その隙に若だんなは攫われてしまいます。誘拐犯の問題だけでなく、他にもややこしい問題が重なって、若だんなはピンチに陥っていくのですが、主人公が死ぬことはない(たぶん)と信じているので安心して楽しめました。

「しゃばけ」シリーズは読みやすいので、時代小説は初めてという方にもお勧めです。

お勧め度:★★★★★

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