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2012年2月11日 (土)

Story Seller 3 (有川浩、他)

『図書館危機』(有川浩)文庫版の児玉清との対談に、言葉の規制の話が出て「詳しくは Story Seller 3 に」ということで、有川浩の「作家的一週間」を目当てに手に取りました。

「陰部」はダメで「患部」「泌尿器」ならOKという新聞の自主規制って一体なんなのだろう?という問題提起です。しかし、新聞の編集担当者とのメールのやり取りには大いに笑わせてもらいました。

せっかくなので、もうひとつ『楽園』(湊かなえ)を読みました。『告白』の印象が強烈なので、ちょっと構えていたのですが「これなら大丈夫かな」と油断したところ終盤でやられました。苦悩の末に予想外の方向に突き抜けてしまう女性を描くとすごく上手い。この作者は作品に影を見せないのです。有川浩って「有川らしさ」が文章から丸見えだけど、湊かなえにはそれがない。わたしはそのほうが気が散らないので物語に没入できますが、笑わせてくれる有川浩や三浦しをんも大歓迎です。

お勧め度:★★★★☆

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