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2012年2月19日 (日)

プリズンホテル 4 春 (浅田次郎)

清子と結婚し美加の父となった木戸孝之介のもとへ「日本文芸大賞」の候補になったとの報せが届きます。しかも「哀愁のカルボナーラ」と「仁義の黄昏」の2作品がノミネート。それを知った義理の母・富江は、もう思い残すことはないと姿を消してしまう。じきに帰ってくるだろうと考えた孝之介は、選考結果の連絡を「プリズンホテル」で待つことにしたのでした。

「日本文芸大賞」の選考結果待ちを縦糸に、あれこれとややこしい横糸が絡んできます。警察の手違いで懲役52年もの勤めを果たした小俣弥一、倒産寸前の工場主、演劇母娘に僻地教員らが不思議なつながりを見せてくれます。

ここまで来ると「プリズンホテル」のパターンというか定石が見えるので、ラストのことは気にせず、次々に起こる突飛な出来事を楽しむことができました。しかし、懲役を終えた「放免祝い」に賭場を開いてほしいという頼みに、ホテルの連中は博打のやり方を忘れてしまってて…結局オイチョカブかよ! しかもそれがデスマッチの様相を呈してきて…まぁ、笑えます。

あまり期待せずに読み始めた「プリズンホテル」でしたが面白かったです。つぎは「血まみれのマリア」つながりで「きんぴか」1〜3巻を読んでみようと思います。

お勧め度:★★★★☆

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