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2012年1月11日 (水)

RDG 5 レッドデータガール 学園の一番長い日 (荻原 規子)

いま一気に読み終えました。面白かった! でも、ずいぶん引っ張るなぁ。前巻で「学園祭で何かが起こる」と予感させておいて、クライマックスまでが長いのです。おまけに「つづく…」だし。

いえ、続いてくれたほうがうれしい。体育祭と学園祭を兼ねた「戦国学園祭」。1日目は模擬店や演劇などを戦国「意匠」で行い、2日目は中学、高校合同で八王子城をめぐる攻守模擬合戦が行われるのです。そこで陰陽師の高柳一派がなにかを仕掛けてくるはず。宗田真響、真夏、真澄(幽霊?)三兄弟と泉水子、深行たちは用心していたのですが…。

そもそも、このシリーズでは「レッドデータガール」である泉水子が一体何者なのかが謎なのです。それは本人も知らないことで、周囲の大人たちは、彼ら自身で道を選びとっていくように彼らを見守っているようで、肝心なことは何も教えてくれません。

今回、最後に泉水子はドカンと派手なパフォーマンスを見せてくれ、陰陽師がナンボのもんじゃい!と溜飲が下がりました。ただ、泉水子自身、まったくの無自覚というところが難点。「え、これが高柳くん?」。危なっかしくて頼りないところが可愛い。彼女の願いはひとつ。「ふつうの女の子になりたい。」

前巻で姫神の秘密の一部が明かされたわけですが、泉水子は本当に世界の運命を背負っているのでしょうか? 目が離せません。

お勧め度:★★★★★

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