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2012年1月15日 (日)

町長選挙 (奥田英朗)

名古屋市の鶴舞図書館で手に取って1話のページを繰ってみると、野球チーム・パワーズのオーナー田辺満雄が連日マスコミの突き上げを喰らって凹んでいる様子。これって…面白そう!
  1. オーナー
  2. アンポンマン
  3. カリスマ稼業
  4. 町長選挙

2話は小太りでノーネクタイの32歳、M&AでのしあがってきたIT企業社長って…これも? ちなみに、彼は最近ド忘れがひどく、ひらがなが出て来ない。秘書が心配して連れて行った先が伊良部総合病院の精神科。そこにトンデモ精神科医・伊良部がいたのです。

なにしろ田辺満雄が往診を依頼しても「いやだよーん」。相手がどんな有名人であってもタメ口だし、いきなり注射を打つし、他人に対して両親のことを「おとうさん」「おかあさん」と呼んでるし、「これが本当に医者なのか!?」というデタラメぶり。

1話、2話と実在の人物をイメージできたのですが、3話のカロリー摂取恐怖症の44歳の女優はわかりません。ソフィーマルソーじゃないし。4話は伊豆諸島に出向した県庁職員が町を二分する町長選挙に巻き込まれて胃が痛くなる話。熾烈な集票合戦は小さな町ではよく聞きますが、ここまでひどいのでしょうか。

医者も医者なら、患者も患者。ありえないとは思うのですが、でたらめな診察でも患者は治ってしまうところが不思議。あとで知ったのですが、この本は「精神科医・伊良部シリーズ」の第1巻「イン・ザ・プール」、第2巻「空中ブランコ」に続く第3巻でした。

お勧め度:★★★★☆

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