空飛ぶ馬 (北村 薫)
「六の宮の姫君」を読んでから、それが「円紫さん」シリーズの4巻目だと知って、シリーズ第1巻の「空飛ぶ馬」を手に取りました。おかげで、主人公の女子大生「私」と落語家の円紫さんとの出会いもわかりました。
女子大生の日常生活や旅先で起こる出来事や謎を名探偵・円紫さんが解くというスタイル。 円紫さんはもちろん、主人公も本好きの女子大生なので、なかなか博学です。その博学ぶりがいかんなく発揮されているのが「六の宮の姫君」だったのです。主人公が興味を持った糸口を辿って「謎」を解いていく様子は面白かった。 一方「空飛ぶ馬」では、日常のちょっとした「あれ?」という出来事を掘り下げてみる話題もが含まれています。そのあたりの背景は「北村薫の創作表現講義 〜 あなたを読む、わたしを書く」をごらんください。 お勧め度:★★★☆☆ |
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