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2011年10月

2011年10月31日 (月)

RDG 4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (荻原 規子)

「絶滅危惧種少女」の4巻です。特殊な体質(血筋)のために幼い頃から山で大事に守られて育って来たせいか、世間知らずはもちろん、性格はおっとりしていて天然系。ふつうの女子高生の感覚と常識が思い切り欠落しています。そのズレっぷりが面白いというのもあったものの、学園内の出来事などは些細なことに思えて、3巻までは退屈だったのです。それがようやく動き始めたようです。

夏休み明けの学園は、近くの八王子城趾にちなんだ「戦国学園祭」の準備で盛り上がり、泉水子も手伝うことになるのですが…。

姫神が自らサラっと語ったことを聞いて絶句。ちょっと待ってよ。陰陽師とか山伏とか忍者とか、山の神とか怨霊とか言ってたところにそれですか!? 意外な方向に物語は広がっていこうとしています。学園祭では一体なにが起こるのか。次巻が楽しみです!

お勧め度:★★★★★

2011年10月29日 (土)

狼と香辛料 17 (支倉凍砂)

17巻は短編集ですが完結編です。以下4章のうち「Epilogue」で「狼と香辛料」の物語が終わります。
  1. Epilogue - 幕間
    Epilogue - 終幕
  2. 行商人と鈍色の騎士
  3. 狼と灰色の笑顔
  4. 狼と白い道

16巻の数年後、ホロとロレンスは北の地ニョッヒラで自分たちの店を開く準備をしていました。そこへホロが突然祝宴を開くといって5通の招待状をロレンスに黙って送ったのです。最も南の女商人エーブ・ボランは馬車を仕立て、他の4人を拾いながらニョッヒラへ向かいます。

化かし合いが日常のホロとロレンスですが、なんだか甘ったるいムードが漂って「めでたし、めでたし」。長かったふたりの旅が終わり、小さな町での生活が始まります。

お勧め度:★★★★☆

2011年10月27日 (木)

狼と香辛料 16 〜 太陽の金貨 (下) (支倉凍砂)

レスコの街に店を構えると決めたロレンスとホロの前に放り出されたのは、コルの持っていた頭陀袋。デバウ商会は内部分裂し、商会を追われたデバウはふたりに協力を(人質を取って)願い出たのです。そのため、ホロはコルとエルサが向かったキッシェンへ、ロレンスはミューリ傭兵団と北へ向かうのでした。

ロレンスはホロといっしょに店を構えて暮らすと決めたのですが、危険を顧みずトラブルに首を突っ込む性格は変わらず、その度にホロに叱られます。馬鹿は死ななきゃ治らない、というのを地で行ってます。しかし、ホロにどんなにボロクソ言われても(面と向かっては)怒らないロレンスは大物だと思います。「ダンタリアンの書架」のヒューイも同様、ダリアンの暴言を平然と受け流しています。頭に来ることはないのでしょうか。

いきなり本編が終わってしまったのですが、実際には17巻が完結編とのこと。あと1冊で終わってしまうのがちょっと寂しい、かな。

お勧め度:★★★★☆

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2011年10月25日 (火)

狼と香辛料 15 〜 太陽の金貨 (上) (支倉凍砂)

北へ向かうホロとロレンスたちを迎えたのは、良からぬ噂のつきまとう鉱物商デバウ商会が治めるレスコの街。傭兵を雇い、鉱山採掘のために北の地を征服しようと企てているという噂だったが、街にはそもそも市壁もなく、人々の顔も明るい。ホロの目的は、かつての仲間ミューリの名前をつけた傭兵団の団長に会うこと。彼はミューリなのか?

この街はなにかがおかしい。レスコでは、リュミオーネ金貨がトレニー銀貨で27枚で買える。レノスでは35枚だったから、それだけ銀貨の価値が高い。ふたつの街を往復するだけでトレニー銀貨が8枚儲かる。どうしてそれを誰もやらない? 金が世界を動かすのか…。

旅の終わりが近づいてきて、ホロもロレンスもぎくしゃく。見ていてもどかしいけれど、収まるべきところへ収まるだろうと思っています。

さて、デバウ商会の企みはどちらへ転がるのでしょうか。いよいよ目が離せません。

お勧め度:★★★★☆

2011年10月23日 (日)

狼と香辛料 14 (支倉凍砂)

前巻で、銀細工師フランに北の(ヨイツへの)地図を描いてもらえることになったのですが、彼女が怪我をしたため、あとから送ってもらうことになり、ホロとロレンス、コルの3人はレノスの街へやってきました。

そこで出会ったのが書籍商ル・ロワと修道女エルサ。エルサとはテレオの村(第4巻)で会っていますが、相変わらず無愛想です。そして、ル・ロワは北の地の平穏を脅かしかねない禁書を手に入れるべくロレンスに協力を求めてくるのですが…。

貨幣を発行するのは国王だけでなく、地方の領主だったりもするし、滅びる国もあり、偽金も横行するという、まだまだ不安定な貨幣経済。街への出入りや河川の通行時に品物をあらためて税金を課すことはあるようですが、現代の徴税システムに比べれば原始的。抜け穴が多々あるようです。そのあたりを知恵と才覚と度胸で渡っていくのがロレンスたち行商人。ロレンスはさほど優れた商人だとは思えないのですが、どういうわけかトラブルを跳ね返して周囲の信頼を得ていきます。その影にホロがいるというところがミソですね。

終盤、ほんとうはホロといっしょに旅を続けたいロレンスのうだうだ、ぐじぐじぶりが見どころです。たしかに「たわけ!」です。(笑)

お勧め度:★★★★☆

2011年10月21日 (金)

狼と香辛料 13 (支倉凍砂)

「狼と香辛料」の短編集です。12巻まで読んできた方であれば、きっと楽しめることでしょう。
  1. 狼と桃のはちみつ漬け(ロレンスとホロ)
  2. 狼と夕暮れ色の贈り物(ロレンスとホロ)
  3. 狼と銀色のため息(ホロとロレンス)
  4. 羊飼いと黒い騎士(ノーラと黒犬エネク)
以上、タイトルうしろの括弧内は主な登場人物です。第3章はホロ視点で語られるのが新鮮。第4章では元羊飼いノーラのその後を描いています。

お勧め度:★★★★☆

2011年10月19日 (水)

狼と香辛料 12 (支倉凍砂)

11巻以来、久しぶりの「狼と香辛料」です。このまま最終17巻まで読んでしまいたいと思います。

ホロとロレンスが、ホロの故郷ヨイツの手がかりを探していることは覚えていたので「浦島太郎」にはならずに済みました。長編小説の大目的はシンプルなほうがいいですね。ただ、ヨイツに着いてしまったらどうなるのかというのは、その時のお楽しみ!

今回は、銀細工師フラン・ヴォネリという少女に、ある村の調査に協力することを条件に北の地図を描いてもらうことになりました。その村に天使が舞い降りたという伝説があって、その天使の銀細工を作りたいというのですが、彼女にはなにか他の目的があるような…。

ホロとロレンスは相変わらず着かず離れず、互いを大切に思いつつ、微妙な距離感を保っています。この物語のラストではどうなるのかなぁ。

お勧め度:★★★★☆

2011年10月17日 (月)

狼と香辛料 1 (支倉凍砂)

中世ヨーロッパを馬車で行商するロレンスが狼の化身ホロと出会い、共に旅する物語。これが日本であれば時代小説。ヨーロッパだからファンタジー。おまけにロレンスの目的は金儲け。領主や商会、教会、他の商人たちとの腹の探り合い、騙し合い、駆け引きが明暗を分けるという経済小説の面も持ち合わせています。

「狼と香辛料」は、我が家の長男が1巻から揃えていたのを読んでいたのですが第11巻で止まったまま。それが17巻で完結したと知って、続きを読むことにしたのですが、いきなり12巻から紹介するのもおかしいので、まずは1〜11巻の総括を、というわけです。

ホロの実体は巨大な狼なのですが、人の前では(獣の耳と尻尾を隠して)少女に化けています。あどけない顔をしていても相手は百戦錬磨の神。駆け出しの商人が太刀打ちできるはずもありません。ロレンスとホロの掛け合いを読んでいて「めんどくさい女(狼)だなぁ」と思ったものの、そこがこの本の醍醐味のひとつ。

ロレンスの目的は(行商で金を稼いで)自分の店を持つこと。ホロは自分が生まれた北の地ヨイツに帰ること。剣も魔法も出て来ないファンタジーはいかがでしょうか。アニメにもなっています。

お勧め度:★★★★☆

2011年10月15日 (土)

タラ・ダンカン 8 〜 悪魔の指輪 (下)(ソフィー・オドゥワン・マミコニアン)

邪悪な意思をもつ悪魔の指輪(の試作品)が、タラからオモワ帝国リスベス女王の指へ乗り移り、女王を乗っ取ってしまった。このままでは別世界(オートルモンド)が破滅してしまう。
  1. タラ、16年の歳月
  2. 悪魔の王子、アルカンジュ
  3. 疑惑の初夜
  4. 煉獄の裁判官
  5. フェフニールのフェミリエ
  6. 伝説の恋
  7. 指輪の破片
  8. いざ、オモワ帝国へ!

というわけで、タラたち「魔法ギャング団」は悪魔の指輪を破壊すべくオモワ帝国に移動、したいのですが、タラは移動をブロックされています。残された裏道はただひとつ「煉獄」を通ること。タラにはそこへ行きたい別の理由もあったのです。それは、前巻の最後に死んでしまった母セレナの魂に会わせてくれる裁判官のところへ行くこと。セレナが生き返ることを望んでいるかどうかを確かめたかったのです。

以前とちがって「煉獄」は地球そっくりに作り変えられていて、悪魔の王子アルカンジュは超美男子。悪意はないとタラに言い寄りますが、なにせ相手は悪魔です。信用なりません。本書の半分くらいは煉獄でのお話です。

魔法あり、戦いあり、恋と友情あり、といろんなお楽しみが詰まった「ファンタジー幕の内弁当」。タラの恋については、相変わらずくっついたり、離れたりと慌ただしい。母セレナがほれ薬を飲まされた影響でタラも魅惑の呪文の効果を得ていたとかで話がややこしくなります。タラには申し訳ないけれど、事情がややこしくなるほど面白くなるんです。

お勧め度:★★★★☆

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2011年10月13日 (木)

タラ・ダンカン 8 〜 悪魔の指輪 (上)(ソフィー・オドゥワン・マミコニアン)

「タラ・ダンカン7」で、亡父を生き返らせようとして別世界(オートルモンド)に幽霊たちの侵入を許してしまったタラは、オモワ帝国の世継ぎとしての資格を剥奪され、地球に流されてしまいました。祖母イザベラの監視下に置かれ、魔法ギャング団の仲間とは会うことはおろか、連絡さえ断たれた状態で、もうすぐ16歳になるタラは、悪い魔術師を捕まえては別世界に送り返す仕事をしながら暮らしていました。

上巻は以下の9章から成ります。
  1. 指輪のさとり
  2. 地球での日々
  3. タラとセレナは、なぜモテる?
  4. ねらわれた魔法ギャング団
  5. バンパイアの軍隊
  6. さすらいの騎士、シルヴェール
  7. ほれ薬の告白
  8. 指輪の行方
  9. セレナの旅立ち

今回もタラはやってくれます。ただ、タラに非はなく、巻き込まれる形ではありますが。タラが持っていた悪魔の指輪が悪巧みをはじめたのです。そして、悪魔の道具を狙うのはマジスター、ということで役者は揃いました。

タラは泣き寝入りということをしない娘。強力な魔法のパワーを持ちながら、それをうまくコンロトールできません。とくに仲間や家族が攻撃されたときは前後の見境を無くします。それでも内心ビクビク、くよくよしてて、とっても個性的なヒロインです。彼女が巻き起こす、あるいは巻き込まれる事件は時にユーモラスで、時に深刻。今回も見る間にピンチに陥っていきます。とくに最後の9章はショック。え、ここで上巻が終わっちゃうの?

お勧め度:★★★★★


2011年10月11日 (火)

フルメタル・パニック!アナザー 1 (大黒尚人)

「フルメタル・パニック!」は完結しましたが、賀東招二の原案・監修で外伝がスタート。

都立陣代高校の市之瀬達哉は卒業後、父が経営する市之瀬建設で働くつもりで工事の手伝いをしていたところ、偶然ASを駆る美少女アデリーナと出会い、大きく人生の舵を切っていくことになります。

宗介とかなめ、達哉とアデリーナのキャラが入れ替わりました。宗介とアデリーナはどちらも軍事オタク、というか本職ですか。かなめと達哉は自称ふつうの高校生。ぶっきらぼうなアデリーナのズレっぷりが可笑しい。おかしなコスプレさせてるのは監修者のようです。それにしてもマオが登場したときはビックリしました。

好スタートを切った「アナザー」の今後に期待しましょう!

お勧め度:★★★★☆

2011年10月 9日 (日)

テメレア戦記 2 翡翠の玉座 (ナオミ・ノヴィク)

中国からフランスに贈られたドラゴンの卵を、英国が奪取し、孵化したドラゴンをテメレアと名付け、そのキャプテンとなったローレンス。中国はヨンシン皇子を押し立てて使節団を英国に送り込んできてテメレアの返還を要求してきます。中国ともめ事を起こしたくないのと、あわよくば中国との貿易権益を得ようと目論む英国政府はテメレアの返還を認めます。しかし、本人たち、つまりローレンスもテメレアも互いに離れることを拒否。強引に引き離そうとしたらテメレアが暴れて手がつけられなくなります。ヨンシン皇子も彼らの懐柔を諦め、ふたりを伴って中国へ向かうことにしました。

というわけで、この第2巻では、英国から中国への船旅と、中国での出来事が描かれます。英国人から見れば中国なんて得体の知れない国だったでしょう。と、ファンタジーなのに現実と重ね合わせてみてしまうところが、この「テメレア戦記」の魅力のひとつでしょう。わたしたちがいま生きている世界と歴史に「もしドラゴンが共に生きていたら」というスライドを重ねたような本なのです。

戦いに傷つくローレンスやテメレアを見るのは辛いけれど、そういった試練を乗り越えて彼らの結びつきはより強くなっていきます。今回の結末はまったく予想外でビックリしました。どうぞお楽しみに!

お勧め度:★★★★☆

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2011年10月 7日 (金)

テメレア戦記 1 気高き王家の翼 (ナオミ・ノヴィク)

19世紀初頭、ナポレオン戦争当時のイギリスが舞台です。ネルソン提督率いるイギリス艦隊は、ヴィルヌーブ率いるフランス・スペイン連合艦隊のイギリス本土侵攻を阻むべく海上封鎖を続けていた点は史実と一致します。つまり「テメレア戦記」はファンタジー小説であると同時に歴史改変SFでもあるわけです。

さて、イギリス戦艦・リライアント号の艦長ローレンスが、拿捕したフランス艦からドラゴンの卵を発見するところから物語は始まります。この世界では船はあっても飛行機はありません。空を支配しているのはドラゴン部隊です。ドラゴンの身体にハーネスを取り付け、その下部(腹部)のネット内に荷物を積んだり、爆撃手が乗り込んだり、ライフルを持った人間は搭乗ベルトをハーネスに取り付けたりと、まるでドラゴン爆撃機です。巻末にすこしイラストが載っています。

ドラゴンは孵化すると同時にキャプテン候補者がハーネスを取り付けて馴らすことになっていて、リライアント号の乗組員のなかから候補者が選ばれたのですが、ちびドラゴンが選んだのはローレンスでした。(いきなり英語をしゃべりました! 後日わかったことですが彼はフランス語もできます。)

ドラゴン部隊はイギリスよりもフランスが優勢な状況で、新たなドラゴンはイギリスの戦力になるわけですが、ローレンスは海軍から空軍に移ることになり、人生が一変してしまいます。そのあたりの心理描写も丁寧で好感が持てます。

児童書というジャンルになるようですが、大人が読んでも十分楽しめるファンタジーです。ドラゴン好きは是非!

お勧め度:★★★★☆

2011年10月 5日 (水)

人類は衰退しました (田中ロミオ)

人類は衰退して、このままでは遠からず絶滅するだろうという地球で、ひとりの少女が学校を卒業し、祖父の稼業を継ぐべく故郷に戻ってきました。

「物好きなやつだな。よりによって調停官とは」
「わたし向きの仕事だと思うんですよ」
「ほう、理由は?」
「…畑仕事より楽かなーと」
久方ぶりの団らんに、ついつい本音が炸裂しました。

という、一風変わった娘です。人類が衰退しても、滅亡しそうでも、妖精さんたちがワラワラ湧いて来ても、じつにあっけらかんと明るいのです。この妖精さん(というより小人さん)の生態は明らかになっておらず、わけのわからん、理解不能な、摩訶不思議なことが起きます。どうもこの物語はそこがメインのようです。

それなりに面白いんですけど、ようせいさんたちのせりふがぜんぶひらかななのでよみづらいんです。なんとかしてほしいとおもうのはわたしだけでしょうか。

お勧め度:★★☆☆☆

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2011年10月 3日 (月)

ダンタリアンの書架 6 (三雲岳斗)

「ダンタリアンの書架」第6巻は以下の4章から成っていますが、間に2編の「断章」(ショートショート?)が入っています。
  1. 雛形の書
  2. 棺の書
  3. 人化の書
  4. 楽園

今回、ダリアンとヒューイが訪ねたのはレイサム群島の資産家。目的は、ヒューイの祖父が貸した本(幻書)を返してもらうため。ところがふたりは禍々しい事件に巻き込まれ…。

島で出会った少女リーシアはしゃべることができないのでダリアンと筆談するのですが、それがまた悪口の応酬になってしまいます。他の人物からもダリアンは頭を撫でられたり、抱きつかれたりとイジられ、嫌がって喚くものの誰も気にしないというパターンが可笑しい。そうして散々相手を嫌っていてもお菓子を出してくれる人には弱いのでした。(笑)

第4章は、ダリアンとヒューイと同じ場所、同じ時間を(互いに知らずに)過ごした焚書官ハルと「ガラクタ」フランの物語になっていて面白かった。

お勧め度:★★★★☆

2011年10月 1日 (土)

ダンタリアンの書架 5 (三雲岳斗)

1巻を読んだあと、2〜4巻を飛ばして5巻を読んでみましたが、各話が独立している(毎回ダリアンの衣装についての説明がある)ので問題なく楽しめました。
  1. 時刻表
  2. 猫と読姫
  3. 航海日誌
  4. つながりの書

上記4章のうち、いちばん面白かったのは「時刻表」。過去から未来まで、すべての列車に乗ることができる幻書。鉄道ファンが泣いて喜びそうな本です。が、過去を改変するために使われると…。

しかし、どんなピンチに陥ってもヒューイとダリアンは無事だとわかっているので安心です。え、それって緊迫感がないって?(苦笑)

お勧め度:★★★★☆


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