« テメレア戦記 1 気高き王家の翼 (ナオミ・ノヴィク) | トップページ | フルメタル・パニック!アナザー 1 (大黒尚人) »

2011年10月 9日 (日)

テメレア戦記 2 翡翠の玉座 (ナオミ・ノヴィク)

中国からフランスに贈られたドラゴンの卵を、英国が奪取し、孵化したドラゴンをテメレアと名付け、そのキャプテンとなったローレンス。中国はヨンシン皇子を押し立てて使節団を英国に送り込んできてテメレアの返還を要求してきます。中国ともめ事を起こしたくないのと、あわよくば中国との貿易権益を得ようと目論む英国政府はテメレアの返還を認めます。しかし、本人たち、つまりローレンスもテメレアも互いに離れることを拒否。強引に引き離そうとしたらテメレアが暴れて手がつけられなくなります。ヨンシン皇子も彼らの懐柔を諦め、ふたりを伴って中国へ向かうことにしました。

というわけで、この第2巻では、英国から中国への船旅と、中国での出来事が描かれます。英国人から見れば中国なんて得体の知れない国だったでしょう。と、ファンタジーなのに現実と重ね合わせてみてしまうところが、この「テメレア戦記」の魅力のひとつでしょう。わたしたちがいま生きている世界と歴史に「もしドラゴンが共に生きていたら」というスライドを重ねたような本なのです。

戦いに傷つくローレンスやテメレアを見るのは辛いけれど、そういった試練を乗り越えて彼らの結びつきはより強くなっていきます。今回の結末はまったく予想外でビックリしました。どうぞお楽しみに!

お勧め度:★★★★☆

「エラゴン」「エルデスト」もそうですが、広い世界をどんどん移動していく様子を延々描かれると読むのがつらくなってきます。長けりゃすごいってわけじゃない。「テメレア戦記」もIII と IV が出ているのですが、ちょっとひと休み…。

« テメレア戦記 1 気高き王家の翼 (ナオミ・ノヴィク) | トップページ | フルメタル・パニック!アナザー 1 (大黒尚人) »

SF/ファンタジー」カテゴリの記事