« 風に舞い上がるビニールシート (森 絵都) | トップページ | ショート・トリップ (森 絵都) »

2011年8月10日 (水)

つきのふね (森 絵都)

さくらと莉利は、静香に命じられて万引きを繰り返していて、タツミマートでさくらは捕まってしまった。その後、さくらと莉利は口をきかなくなり、さくらはグループから外れて孤立してしまう。莉利を「追っかけ」ていた勝田は、ふたりの仲を心配してさくらをストーカーのように追い回す。

さくらは、万引きで捕まった際に助けてくれた智さんのアパートに通うようになっていた。そのことがストーカー勝田の知るところとなり、いつの間にか勝田も智のアパートを訪れるようになっていく。ところが、宇宙船の設計図を描く彼はすこしずつ壊れていく…。中学生と24歳の智の奇妙な友情。智を救うことはできるのか?

登場人物はみんな一癖も二癖もあるのですが、とても存在感があります。人の心を動かすのは「人」だということを思い出させてくれる小説です。

お勧め度:★★★★☆

« 風に舞い上がるビニールシート (森 絵都) | トップページ | ショート・トリップ (森 絵都) »

現代小説」カテゴリの記事