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2011年6月27日 (月)

オレたち花のバブル組 (池井戸 潤)

「オレたちバブル入行組」の続編。東京中央銀行営業第二部次長となった半沢は、また貧乏くじを引かされ、行内の「敵」と闘うことに…。120億円の損失を出した伊勢島ホテルの再建か、融資の引き上げか。おまけに金融庁の検査が入り、伊勢島ホテルを不良債権に「分類」されてしまうと銀行は膨大な貸倒引当金を積まなければならなくなる。これは半沢のみならず銀行にとって大問題。一方、半沢と同期入社の近藤は、出向先のタミヤ電機で、銀行の融資を受けるにも事業計画書すら作ろうとしない社長に手を焼いていました。

東京中央銀行をメインに、伊勢島ホテル、タミヤ電機を舞台に、半沢、近藤、渡真利の「バブル組」が今回も暴れます。「手柄は自分のもの、ミスは部下のせい」という上司や、派閥と自身の昇進のためだけに働いている管理職や役員。対するバルブ組が正義の味方かというとそうでもありません。おいしいところはちゃっかり押さえてます。結局、銀行員はみんな腹黒く見えてきてストレスが溜まります。話としては面白いのですが、銀行(という会社)が嫌いになりそうな点が残念です。

お勧め度:★★★☆☆

3.11大震災後にシステムトラブルを起こしたみずほ銀行。みずほコーポレート銀行と統合するのはいいけれど、そもそも複雑なシステムを統合するのは難事業でしょう。でも、それができなきゃ将来がありません。健闘を祈ります。

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