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2011年5月21日 (土)

プリンセス・トヨトミ (万城目 学)

東京から会計検査院の3人の調査官がやってきて、大阪府庁などの他に「財団法人OJO」の調査を行おうとしたことが物語のきっかけです。会計検査院第六局副長の松平はアイスクリーム好きだけど仕事には厳しい「鬼の松平」と呼ばれ、彼の部下である鳥居は背が低く小太りなのに対して、旭・ゲーンズブールはフランス人とのハーフで長身の美人。この3人の凸凹トリオが大阪に眠る歴史の封印を解いてしまうのでした。

「鴨川ホルモー」も、あり得ない話に一瞬呆然としましたが「プリンセス・トヨトミ」も荒唐無稽な話をリアルに描いて驚かせてくれました。冷静になって考えれば、非常にばかばかしいことに必死になっている人たちが主人公なのです。

表紙絵にある大阪城と、書名にある豊臣家にまつわる話。本の帯に「5月末日木曜日、大阪全停止」とあったので「全停止ってどういう意味だろう?」と疑問をもって読み始めた方が多いのではないでしょうか。サイバーテロでも起こるのか思ったら…。

これ以上は書けないので興味のある方は読んでみてください。面白いです!

お勧め度:★★★★★

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