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2011年3月 4日 (金)

鉄の骨 (池井戸 潤)

「空飛ぶタイヤ」が面白かったので、2冊目の池井戸 潤を読んでみました。これも当たりでした。今回の主人公は、中堅ゼネコン一松組の建設現場から業務課(通称・談合課)に配属された入社4年目の富島平太。2000億円もの地下鉄工事の入札をめぐって、抵抗を感じつつも談合に巻き込まれていく様子が描かれています。

談合の調整役である大物フィクサーに可愛がられる一方、銀行に勤める彼女との関係がギクシャクするし、長野の実家の母親は倒れるしで平太は大変です。とてもリアル、というより非常に生々しくて読んでいて疲れます。でも、それは悪い意味じゃない。ハラハラする場面も多いのですが「空飛ぶタイヤ」の例に倣うならば最後はハッピーエンドのはず。そう信じてドキドキを押さえながら読みましたが、最後は「え!?」。実際にそんなことが可能かどうかはさておき、痛快なラストでした。

お勧め度:★★★★★

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