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2011年3月

2011年3月30日 (水)

Windows から MacOS Xへ

これまで7年近く、ノートパソコン SONY VAIO VGN-S90PS (MS Windows XP SP2) をメインに使ってきましたが、今となっては処理速度が遅く、ディスクの空き容量不足のやりくりも限界に来たので、以前から動画編集に使っていた iMac (MacOS X 10.5.8) に移行することにしました。Macをメインにするのは何年ぶりでしょう。

imac1103.jpg

iTunes(iPodデータ管理ソフト)は以前からVAIOのディスク容量節約のためiMacに移行してあったので現状維持。ブラウザは双方とも、動作が軽快なFirefoxに統一。メール環境は標準添付の Mail 3.6 に、ブログ編集は ecto 3.0.2 へ移行。ecto は$19.95のシェアウェアで、いまは20日間の試用期間中。この記事も ecto で書いていますし、さきほど「神様のメモ帳2」も送信(公開)できることは確認済。ただし、日本語化が中途半端。ツールバーは日本語になっているのに、メニューや設定ダイアログなどは英語のまま。日本語化するなら最後までしてほしい。それと Movable Type サイトから過去200件ちょっとある過去エントリを取得したいのですが、何度やってもエラーになります。現在取得できているのは100件くらい。サーバー側の問題なのかもしれませんが、これも気になります。

VAIOに比べてサクサク動いてくれるので助かります。細かい環境は自分の好みにあわせて、すこしずつ整えていきます。

2011年3月28日 (月)

神様のメモ帳 2 (杉井 光)

ニート探偵アリスとその仲間たちが活躍する「神様のメモ帳」第2弾。前巻では、篠崎彩夏の兄にまつわる事件の解決に乗り出したのですが、今回はタイ人の少女メオとその養父の事件を描きます。ラノベにありがちな、お約束イベント短編集のようなものではなく、毎回じっくり読ませてくれるので満腹感があります。

メオが抱えているボストンバッグには1万円札がぎっしり…なんと2億円! アリスに父親(養父)を助けてほしいと依頼します。ニート探偵助手の高校1年生・藤島鳴海は、へたれなので見ていてイライラしますが、彼なりにがんばってますし、彼の突っ込みが愉快です。要するに、周りの人たちが突っ込みどころ満載過ぎなんです。

アリスが引きこもっている自室の壁面はコンピュータとモニターが占拠しているマシンルームなので年中冷房が効いています。本物のマシンルームに入ったことがありますけど、夏など最初は「わ、涼しい!」と感激するものの、30分もそこで作業していると寒くなってきて、炎天下の屋外と出たり入ったりしてると体調を崩すこと必定です。

今回ラストシーンに救われました。表紙絵のアリスはそのときの服装ではないでしょうか。アリスってそもそも何者なのか。興味の尽きないところですが、巻が進めば徐々に明らかになっていくことでしょう。(たぶん)

お勧め度:★★★★☆

2011年3月26日 (土)

神様のメモ帳 (杉井 光)

都立高校1年4組の転入生・藤島鳴海は、同級生の篠崎彩夏に誘われて園芸部に入部することに。なぜ彼女が声をかけてきたのかわからないまま、いっしょに行ったのが場末のラーメン店「はなまる」。コンピュータルームにひきこもる美少女ニート探偵・アリスやその仲間たちと出会い、事件に巻き込まれていくのでした。

高2の次男に借りて読んでみたら予想外に面白かった。ラノベ以上、小説未満。美少女やラブコメに頼らないラノベは新鮮です。そもそも恋愛以前に他人との付き合い方がわからなくて戸惑っているニートたちがなんとも情けないのだけれど、誰かに「助けてくれ」と言われた途端、いきなり活躍を始めるというギャップが痛快。やくざの親分「四代目」ですらアリスには勝てないのが可笑しい。

アリスを見て思い出したのが、「GOSICK」(桜庭一樹・著)の主人公ヴィクトリカ。現代日本と20世紀初頭のヨーロッパというように時代設定は異なるものの、引きこもりがちな小柄な美少女が安楽椅子探偵という設定が似ています。男っぽい喋り方をするのも同じかな。

アリスは炭酸飲料「ドクターペッパー」が好物、というか、ほとんどそれだけで生きてる。修学旅行で沖縄に行ってきた次男が「A&Wのルートビアはあったけどドクターペッパーは見つからなかった」というので、ヴィレッジ・ヴァンガードでドクターペッパーを買ってきました。いわく「ルートビアよりおいしい」「それだけで生きていける?」「それは無理」。(笑)

アリスからの電話の着信音に指定されているのは MR. BIG の「Colorado Bulldog(コロラド・ブルドッグ)」。初っ端からドラム+ベース+ギター全開のハードロックなので、こんな着信音ではビックリするはずです。(笑) 興味のある方はCDを聴いてみてください。バラードの 「To be with you」も有名です。

アリスいわく「神様のメモ帳の、ぼくらのページにはこう書いてあるのさ。『働いたら負け』ってね」。アリスの「NEET探偵事務所」の表札にはひとつの英文が添えられています。

It's the only NEET thing to do.
それがたったひとつの冴えたやりかたなんだ。

人と話すのが苦手なナルミが、なぜかアリスの助手になったり、他の仲間たちと付き合うようになったりしていくわけですが、お互いに「言葉が足りない」ことが悲劇を生むのです。手遅れになるまえに助けを求めましょう。

情けなく、頼りないニートたちが見せる、強く、したたかな「生き様」をお楽しみください。

お勧め度:★★★★★

2011年3月24日 (木)

幽霊人命救助隊 (高野和明)

浪人生の高岡裕一は首吊り自殺をしたのですが、気がつくと崖を登っていました。そして神様に出会い、ヤクザ、中年男、若い女と4人で協力して、自殺しようとする人間を100人助けたら天国に行かせよう、と提案されます。期限は49日間。RESCUEと背中に入ったオレンジ色のつなぎを着て新宿に降り立った4人は無事に天国に行くことができるのでしょうか?

「13階段」に続いて高野和明の小説を読んでみました。浅田次郎の「椿山課長の7日間」同様、死んだ人間が一旦現世に戻る話です。なにが面白いって、あとがき(解説)が「死の壁」の著者・養老孟司なのです。たしかにはまり役です。

それはともかく、600ページのほぼ全編が自殺志願者たちの話なので、鬱病とか、いじめとか、リストラとか、借金苦とか、そんなのばっかり。とんでもなく暗いです。実際に鬱病を経験した人にはお勧めしません。自殺などとは無縁な、シアワセな人たちのための本です。

暗いんですけど、自殺志願者を救助するのが幽霊だというのが笑える、というか「救い」です。生きている人間の目には見えず、高いところから落ちても死にません(もう死んでますから)。ただ、物理的接触ができないので、大量の睡眠薬を飲もうとするのを止めることはできません。見ているしかないのかというと「応援」する方法と、生きている人間の考え(気持ち)を「モニターする」方法が用意されています。限られた手段を駆使して、自殺を思いとどまらせたら勝ちなのです。

幽霊人命救助隊のひとりは「死のうとしてる奴らが恐れるのは未来だ。この先、いいことなんか何もないと思い込んでる。だがな、誰も預言者じゃねえ。(中略) 未来が定まっていない以上、すべての絶望は勘違いである」。

100人目の自殺志願者は誰だろう、と思ったら…なるほど、そう来ましたか。

お勧め度:★★★★☆

2011年3月22日 (火)

13階段 (高野和明)

バイク事故のせいで犯行時刻の記憶を失った死刑囚が突然「階段を上っていた」ことを思い出します。彼の冤罪を晴らすよう依頼を受けた刑務官・南郷は、傷害致死で2年間服役した青年・三上とふたりで調査を始めます。しかし、死刑執行まであと3ヶ月。果たして間に合うのか。

死刑のことを考えさせるミステリー小説です。死刑囚が収監されている拘置所の様子や、死刑執行に立ち会う刑務官の心情などがリアルに描かれています。刑務官の立場からすれば、死刑制度の有無は問題ではないと言います。問題は、死刑になるような犯罪(殺人)を犯す人間があとを絶たないことなのだ、と。

どうして刑務官が探偵みたいなことをするのか、相棒に前科者を選んだのはなぜか、依頼者は誰なのか、その目的はなに?等々、疑問は置き去りのまま物語は進んでいきますが、終盤ですべてが明らかになります。問題の「13階段」があんなところにあったなんて…。

お勧め度:★★★★★

2011年3月20日 (日)

椿山課長の七日間 (浅田次郎)

デパートの婦人服売場に勤める椿山和昭は夜、接待の席で倒れて、そのまま死んでしまいます。気付いたところは「あの世」のはずなのですが…どうやら現世と来世の中間にあたる場所、SAC(スピリッツ・アライバル・センター)というところ。SACと聞くと Stand Alone Complex を思い出すのはアニメ「攻殻機動隊」 のせい?

あまりに突然の死だったので、現世に思い残すことが山のようにある椿山は、そのままあの世に行くことを拒み、現世に一時送還してもらいます。期限は初七日まで。つまり、あと3日間。ルールは3つ。時間厳守、復讐禁止、正体を明かすことも禁止。違反すると「こわいこと」になるそうです。

正体を明かすわけにいかないので、生前の姿では戻れません。椿山の仮の姿は美女だったのです。そうして思い残すことのないように活動を開始。他に2人、現世に戻ってくることになります。ヤクザの組長・武田勇と、少年・根岸雄太。この3人の現世での様子が描かれます。

コミカルな設定なので笑えるのですが、次第に明かされる真実は重く、切ないもの。期待する家族の形と現実とのギャップに悩み、苦しみながらも、乗り越えていく。交錯する運命が意外な結末へと向かいます。

お勧め度:★★★★☆

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2011年3月18日 (金)

そうか、もう君はいないのか (城山三郎)

以前ご紹介した「落日燃ゆ」の著者・城山三郎が書いた、奥さん(容子さん)との馴れ初めから、癌で亡くなるまでを描いた私小説です。容子さんの愉快な人柄や、日常のささやかな出来事など「これ、かなり照れくさかったんじゃないかな」と思うようなことも淡々と記されていて、微笑ましい手記でした。

城山三郎が名古屋出身だとは知りませんでした。終戦直後の「栄町」と言われても想像するしかありませんが、栄あたりが繁華街であることは変わらないので身近に感じます。

城山三郎の「妖精」が天に還り「そうか、もう君はいないのか」と、ひとり呟く。

深夜
おまえの寝息を聞いていると
宇宙創造の歴史が
ふとんを着て
そこに居る気がする

生きていることの
奇怪さ
美しさ
あわれさ

おまえの寝息がやむと
大地に穴が開いたように
寒くなる

次女の井上紀子さんの「父が遺してくれたもの」という一文も涙を誘います。半端な恋愛小説を読むくらいなら、この本をお勧めします。

お勧め度:★★★★★

2011年3月16日 (水)

とある飛空士への恋唄 5 (犬村 小六)

「とある飛空士への恋唄」第5弾、完結編です。空の果てへの探索行を阻んできた「空の一族」はイスラを通過させる代償としてニナ・ヴィエントの身柄を要求してきます。それは伝説の指導者として戴くためだと。カルエルは「いつか必ず迎えに来る」と誓い、空の果てへと飛び立つのでした。

さまざまな試練や波乱がありましたが、空の果てへの旅が無事に終わってホッとしています。

お勧め度:★★★☆☆

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2011年3月14日 (月)

おせっかいなゴッドマザー~(株)魔法製作所 (シャンナ・ウェンドソン)

ユーモア・ファンタジー「(株)魔法製作所」シリーズ第3弾。これまで読んだ限りでは、書名がトラブルメーカーになっています。今回は太っちょおばさん妖精「ゴッドマザー」が、ケイティの恋を盛り上げようとちょっかいを出してくれるもので、せっかくオーウェンとうまく行き始めたところで大混乱! 一方、(株)MSIに潜り込んだスパイが逃げ出して…。

2巻でケイティの「イミューン(魔法が効かない体質)」が消えてしまったとき同様、ゴッドマザーのことも誰にも相談せずにいるから事態が悪化していきます。読者が疑問をもつことは著者もわかっているようで、ケイティに「安易に助けを求めるのではなく自分の力でなんとかしたい」と言わせています。

今回のエンディングはちょっと寂しい。でも、それだけに4巻が楽しみです。

お勧め度:★★★★☆

2011年3月12日 (土)

ハゲタカ (上・下) (真山 仁)

バブル崩壊後の日本に乗り込んできた、アメリカの投資ファンドは不良債権に苦しむ銀行から安く買い上げた債権を整理、再生して巨利を得ていく。その様子をハゲタカと呼んだわけですが、鷲津政彦にとってそれは日本に対する復讐だったのです。

池井戸 潤の「空飛ぶタイヤ」「鉄の骨」が面白かったので、他の作家の経済小説を探した結果が「ハゲタカ」でした。物語の冒頭が衝撃的。その後、無責任な企業経営者、身勝手な銀行、無能な政治家たちの様子を見ているとだんだん腹が立ってきます。そこで登場するハゲタカ・鷲津の「活躍」で溜飲が下がるかというとそうでもありません。

長編小説なのに盛り上がりに欠けるため、今回わたしとしては読み終えるのにかなり時間がかかりました。また、ミカドホテル再建に取り組む松平貴子を指して「貴子のスイス行きを父がもっと必死で止めてくれていたら、彼女の人生は、平凡だが、もっと穏やかなものになったかも知れない」と思わせぶりな前振りをしておきながら、想定内の決着に拍子抜けしました。話を広げすぎて、人物描写が不足している面もあるように思いますが、経済小説としては楽しめました。

お勧め度:★★★☆☆

2011年3月10日 (木)

超バカの壁 (養老 孟司)

「バカの壁」を上梓後に寄せられた相談に答えるため、読みきり形式でまとめられた続編。若者の問題、自分の問題、テロの問題、男女の問題、子供の問題、戦争責任の問題、靖国の問題、等々。一読しての感想は「おぉ、そこまで云うか!?」。著者にとっては筋違いな抗議が各方面から殺到したのではないでしょうか。学者としてのスタンスが見え隠れするものの、自分の意見をストレートに口にするのは見ていて(読んでいて)気持ちがいい。

ピンと来ない話題もあるけれど、思わず引き込まれる話もあり、自分が興味深いと思える部分だけ拾い読みしてもいいと思います。

自分の経験に照らして「そのとおりだ」と思ったのが「自分に合った仕事なんかない」。仕事というのは社会に開いた穴を埋めること。自分に合った穴などないのだから、とにかく目の前の穴を埋めることに専念しろ、と。最初は自分の適性や能力なんてわからないから、会社(上司)から与えられた仕事をこなすだけで精一杯。そのうちに自信がついてきて視野も広がっていきます。

「なぜ女はつよいか」という話題も面白かった。女性の染色体はX-X、男性はX-Y。Y染色体がちょっと働くことで生殖器が男性のものになるけれど、なにもしなければ女性になる。つまり生物としては女性のほうが安定していて、男性はどちらかというと「極端」だとか。暴力的で戦争を始めるのは男だし、政治家にも男が多い。また男性のほうが力は強くても、持久力では女性に及ばなかったりします。

「知る」ことと、知ったうえで自分で「考える」ことの大切さを教えてくれるヒント集です。

お勧め度:★★★★☆

2011年3月 8日 (火)

死の壁 (養老 孟司)

養老孟司の「バカの壁」に続く新潮新書第2弾。すべての人間はいつかは死ぬ。だけど「死」というものに実感が持てない人が増えている。死の恐怖といかに向きあうべきか。なぜ人を殺してはいけないのか。生と死の境目はどこにあるのか等々、「死」をどう捉えるかに関するヒント集。

この本は、なにが言いたいのかわからなかったり、ピンと来ない部分もあるけれど、たまに「あ、なるほど!」と膝を打つところがあります。たとえば、戦争には外交の手段という側面があるのに、太平洋戦争で日本では外交が抜け落ちて、手段であるはずの「戦争」が目的になってしまい、引きどころがわからなくなってしまったというのです。そう考えると、城山三郎の「落日燃ゆ」も読み方が変わってきます。

お勧め度:★★★☆☆

2011年3月 6日 (日)

バカの壁 (養老 孟司)

「バカの壁」というタイトルが一人歩きしてしまった感がありますが、興味深い内容も含まれています。一読してみる価値はあるでしょう。大学一年の長男はまだ読みかけだとか。

  1. バカの壁とはなにか
  2. 脳の中の係数
  3. 「個性を伸ばせ」という欺瞞
  4. 万物流転、情報不変
  5. 無意識・身体・共同体
  6. バカの脳
  7. 教育の怪しさ
  8. 一元論を超えて

話の種に、機会があれば一度読んでみてはいかがでしょうか。

お勧め度:★★★☆☆

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2011年3月 4日 (金)

鉄の骨 (池井戸 潤)

「空飛ぶタイヤ」が面白かったので、2冊目の池井戸 潤を読んでみました。これも当たりでした。今回の主人公は、中堅ゼネコン一松組の建設現場から業務課(通称・談合課)に配属された入社4年目の富島平太。2000億円もの地下鉄工事の入札をめぐって、抵抗を感じつつも談合に巻き込まれていく様子が描かれています。

談合の調整役である大物フィクサーに可愛がられる一方、銀行に勤める彼女との関係がギクシャクするし、長野の実家の母親は倒れるしで平太は大変です。とてもリアル、というより非常に生々しくて読んでいて疲れます。でも、それは悪い意味じゃない。ハラハラする場面も多いのですが「空飛ぶタイヤ」の例に倣うならば最後はハッピーエンドのはず。そう信じてドキドキを押さえながら読みましたが、最後は「え!?」。実際にそんなことが可能かどうかはさておき、痛快なラストでした。

お勧め度:★★★★★

2011年3月 2日 (水)

ネクロポリス (上・下) (恩田 陸)

イギリスと日本の文化が融合した国「V.ファー」の「アナザー・ヒル」には死者が実体を伴って帰ってくる「ヒガン」という行事が毎年行われています。そこでは殺人事件の被害者の証言を得ることができるため「血塗れジャック」事件の犯人を聞き出そうとする人々が多く参加していました。東京から参加した文化人類学者ジュンは、アナザー・ヒルでも起こる殺人事件の犯人探しに巻き込まれていくのですが…。

閉ざされた空間での幻想的なファンタジーということで村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を思い出しました(もちろん「世界の終り」のほうです)。一言でいえば、英国風「お彼岸」イベントなのですが、こちらはミステリーの要素もあって「血塗れジャック」以外にも謎や事件が加わっていき「これは一体どうなるんだろう?」と興味をそそられ、読み進んでいきます。

しかし、上下巻で900ページ以上の大作にしては物語のラストが「とにかく丸く収めてみました」といった感じで、やや物足りないのが残念です。

お勧め度:★★★☆☆

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