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2011年2月28日 (月)

遠い夏の英雄 (スーザン・ブロックマン)

米海軍特殊部隊SEALのトム・パオレッティ大尉は任務中に敵の攻撃を受け頭部を損傷し、静養のため30日の休暇を取ることになります。ボストン近郊の故郷の町に帰ってきたトムは、高校生の頃、好きだったケリーと再会し、惹かれていきます。一方、トムは以前逃がしてしまったテロリスト「商人」を目撃。SEALの上官に報告しても、すでに死亡したはずのテロリストのことなど、頭部負傷のせいにされて取り合ってくれません。トムも自分に自信が持てないながらも、数人の仲間を呼び寄せて動き始めます。

第二次世界大戦における第55師団記念式典が物語の核になっていて、そこへトムの叔父ジョーと、ケリーの父チャールズが出席することになっているのですが、ジョーとチャールズはなぜか大喧嘩を繰り返します。一体、彼らの過去になにがあったのか…というのが縦糸となり、いろんな人物が横糸を紡いでいきます。

文庫600ページの大作で読み応えがあります。ただ、その半分が妄想と情事ではないかと感じるほど。RWA(アメリカ・ロマンス作家協会)の読者人気投票で第一位獲得とあるので、これがアメリカの「ロマンス」なのでしょうか。わたしは「(株)魔法製作所」シリーズの軽いお色気で十分満腹です。

「遠い夏の英雄」とは誰のことなのか考えながら読んでみてください。

お勧め度:★★★☆☆

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