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2011年1月13日 (木)

ボクシング・デイ (樫崎 茜)

「ボクシング・デイ」とは元来、クリスマスの翌日12月26日、キリスト教の教会が貧しい人たちのために寄付を募ったクリスマスプレゼントの箱(BOX)を開ける日だったとか。

下諏訪の緑丘小学校4年生の夏目栞は「ち」と「き」をちゃんと発音できず、週2回、校内の「ことばの教室」に通っていました。「みんなできることをわたしだけできない」とコンプレックスを感じていた栞は、おじいちゃん先生の佐山先生に発音練習だけでなく、いろんなことを相談しながら、やさしく教えてもらってすこしずつ成長していくのでした。

校庭のセコイヤの大木が伐り倒されることが大事件として持ち上がるくらい、平穏な日々が淡々と描かれています。ただ、一見平穏に見えても10歳の少女にとってはそうでもなかったりするわけで、心穏やかに読むことができた、さわやかな読後感の小説です。

お勧め度:★★★☆☆

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