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2010年12月14日 (火)

万能鑑定士Qの事件簿 II (松岡圭祐)

「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズ第2弾は1巻の続き。大規模な偽1万円札事件が起こり、日本はハイパーインフレに陥り、経済は崩壊、生活も成り立たなくなってしまいます。1巻の「力士シール」事件はどこに行ったのかな、と思いつつ読み進むと…。

ハイパーインフレなんて設定自体SFみたいに感じますが、主人公の凛田莉子も「落ちこぼれ高校生」から「万能鑑定士」への変身も(説得力が欠けているため)これまたSFじみてて、まるで宇宙人。設定もストーリーもすべてぶっ飛んでる小説です。「ありえない」話をそれらしく描いてあるところが見事。角川書店本社ビルがどうとか、下手にリアリティを出そうとしないほうがよいのではないでしょうか。実は、どこか別の地球の話だったというほうが面白いかもしれません。

「鑑定」が必要になるような科学的スパイスを加えた美人探偵小説です。あまり難しく考えずに「たしかにそういう可能性もあるな」と流しながら楽しみませていただきます。

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