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2010年12月27日 (月)

ハートビート (藤谷 治、他)

音楽小説6編を納めた本です。

  1. peacemaker (小路幸也)
  2. シャンディは、おやすみを言わない (伊藤たかみ)
  3. おれがはじめて生んだ、まっさらな音 (楡井亜木子)
  4. アルゴー号の勇者たち~短い叙事詩 (芦原すなお)
  5. 再会 (藤谷 治)
  6. フランソワ (花村萬月)

「船に乗れ!」(藤谷 治)のスピンオフ小説「再会」が読みたかった。再会した相手は高校の音楽科当時フルート専攻だった伊藤慧。あれから27年後、フランスからリサイタルのために帰国するというので招待状が届いたのでした。主人公も結婚して40代になり、久しぶりに引っ張り出したチェロを調弦しようとして駒を割ってしまい、それを修理に出すのですが、「船に乗れ!」が回想形式だったのと同様、「再会」も若かった頃を思い出して後悔したり、懐かしんだり、あきらめたりといったムードが漂っていてうら寂しい。もうすこし元気の出る話が読みたいところです。

余談ですが「下北沢」 (藤谷 治)も、冒頭の下北沢駅を降りたところの情景描写が「あ、そうそう、そうだった」と引き込まれたものの、読み続けることができず、レビューとしてご紹介するには至りませんでした。 最近「つまらない」と思う本が増えたような気がして「贅沢になったかなぁ」と悩んでみたものの、一方でほんとうに面白い本、感動する本もあるわけで、結局は好みの問題なのでしょうか。

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