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2010年12月29日 (水)

ガフールの勇者たち 1 ~ 悪の要塞からの脱出 (キャスリン・ラスキー)

メンフクロウのソーレンは、ティト王国で家族と幸せに暮らしていたのですが、ある日、巣から蹴り落とされたところを聖エゴリウス孤児院に連れ去られてしまいます。そこでは、さらわれてきた数百羽もの子フクロウが「月光麻痺」と呼ばれる催眠術にかけられ奴隷のように働かされていたのです。ソーレンはサボテンフクロウのジルフィーと月光麻痺から逃れて脱出しようとするのですが…。

以前ご紹介した「ウォーリアーズ」は野生で生きる猫の社会を描いていました。この「ガフールの勇者たち」は主人公がフクロウだというだけでなく、人間が登場せず、フクロウが独自の文化を築いている世界が舞台になっています。その一方で、愛情と憎悪、友情と敵対、信頼と裏切りといった人間社会に共通の問題をもつ点は共通しています。

現在、国内で発売されている翻訳版はつぎのとおりです。

  1. 悪の要塞からの脱出
  2. 真の勇気の目覚め
  3. 恐怖の仮面フクロウ
  4. フール島 絶体絶命
  5. 決死の逃避
  6. 聖エゴリウス 運命の戦い
  7. 宿命の子 ナイロック
  8. 〈新しい王〉の誕生
  9. 「ガフール伝説」の誕生
  10. 「ガフール伝説」と炎の王子
  11. 「ガフール伝説」と真実の王

8巻まではスリリングな展開を楽しめたのですが、9巻で「いにしえの書」を読むところで(わたしの)テンションが下がってしまいました。長編小説ってむずかしい。短いと物足りないし、長ければいいというものではないし。(勝手なことをいってごめんなさい>作者)

すくなくとも8巻まではお勧めします。お子さんにも勧めて、同じ本を読んでみてはいかがですか? 我が家でもそうですが、親子で感想はちがうはず。それがお互いに面白いのです。

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