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2010年11月17日 (水)

新・御宿かわせみ ~ 花世の立春 (平岩 弓枝)

明治時代の「新・御宿かわせみ」第3弾です。

  1. 明石橋の殺人
  2. 俥屋の女房
  3. 花世の立春
  4. 糸屋の女たち
  5. 横浜不二山商会
  6. 抱卵の子

はねっかえりのじゃじゃ馬娘 花世が源太郎と結婚することになりました。なかば押しかけ女房なのが花世らしい。立春に祝言を挙げるため、それまでに源太郎の家をきれいにするんだと張り切る花世ですが、気ばかり急いて実力が伴っていません。無茶苦茶なのを見るに見かねたかわせみの面々や長助、麻太郎らに助けられて準備が進みます。この「花世の立春」がいちばん好きです。

ただ、花世が最後に見せた涙の理由がよくわからない。わからないといえば「糸屋の女たち」の終盤、花世が源太郎と麻太郎と謎解きをしているとき、花世が源太郎に茶碗を投げつけるのですが、それもすっきりしません。「御宿かわせみ」のるいであれば東吾との絡みで人となりが十分わかっていたので、その機微も感じ取ることができましたが、花世のことはそこまでわかっていないので判断に困ります。

るいから見ても麻太郎はますます東吾に似てきて、千春も性格が東吾に似てるとか。そのふたりに源太郎、花世夫婦を加えた4人がメインキャラクターといえるでしょう。かわせみを舞台にした人情探偵物語は今後も楽しみです。

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