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2010年9月25日 (土)

【新釈】 走れメロス 他四編 (森見 登美彦)

表題作の太宰治の「走れメロス」の他、中島敦の「山月記」、芥川龍之介の「藪の中」、坂口安吾の「桜の森の満開の下」、森鴎外の「百物語」を森見流に書き上げた愉快な短編集です。この5編を選んだのは、それが各作家の代表作だとか有名だとかいうのではなく、森見が書きたいと思ったものだとか。

もっと真面目な内容かと思いきや、「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」のように京都の街を舞台に、京大生と思しき面々が繰り広げる怪しくも可笑しい物語になっています。「走れメロス」は親友との約束を守るために走るのではなく、最初から親友など見捨てて京都を脱出しようと奔走するのです。(笑)

面白かった! お勧めです。

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