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2010年7月 2日 (金)

武士道エイティーン (誉田 哲也)

東松の香織と福岡南の早苗は高校3年、最後の夏を迎える。わたしたちは、もう迷わない。この道をゆくと、決めたのだから。

目次は前二作同様、香織と早苗が交互に章を連ねる中に4つ、手書きの目次がありました。早苗の姉、桐谷道場の主、福岡南の吉野先生、東松の田原美緒の話がサイドストーリーとして織り込んであって、それが物語に広がりを持たせています。

「武士道シックスティーン」ではとんでもない乱暴者だった香織ですが、悩みながら成長し、心身ともに安定した存在になったことに感慨をおぼえます。それに比べると早苗は相変わらず「お気楽」なのですが、それでも彼女なりの道を探し求めていることを頼もしく感じます。いちばん愉快なのは、そんな凸凹コンビのやりとりです。

後半、早苗が書店で梅原猛の本を手に取る場面があります。「日本文化論」「梅原猛の授業 道徳」「「梅原猛の授業 仏教」など。また読んでみようと思います。本が世界を広げてくれるのがうれしい。

武士道一筋の香織と、進むべき道を模索する早苗にエールを送りたいと思います。

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