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2010年7月22日 (木)

クジラの彼 (有川 浩)

有川 浩の「塩の街」「空の中」「海の底」が自衛隊3部作と呼ばれていて、これは番外編を含む自衛隊ラブコメ集。 つぎの6編が収録されています。

  1. クジラの彼
  2. ロールアウト
  3. 国防レンアイ
  4. 有能な彼女
  5. 脱柵エレジー
  6. ファイターパイロットの君

いちばん気に入ったのは「ファイターパイロットの君」。これは「空の中」の女性F15パイロットの武田二尉と春名高巳の結婚前後の話。「クジラの彼」は「海の底」の冬原の恋の始まりの話。クジラというのは潜水艦のことです。「有能な彼女」は同じく「海の底」で夏木が出会った森生 望との、その後の恋のお話。「航行中に外部との連絡がほとんど取れない潜水艦は、海自のあらゆる隊の中で最も恋愛難易度が高い」そうです。一度出航したら2ヶ月、3ヶ月は帰って来ないし、潜水艦は隠密行動が原則だからどこにいるかもわかりません。たしかにこれはキツイものがあります。

つまり、この本は自衛隊ならではの事情を恋愛面から覗いてみたお話です。それがなかなかリアリティがあって面白いのです。 「ロールアウト」のひたすらトイレねたと「国防レンアイ」の下ネタには「目のやり場」に困りましたが。(苦笑)

「空の中」や「海の底」を読まれた方には「クジラの彼」もお勧めします!

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