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2010年7月14日 (水)

梅原猛の授業 道徳 (梅原猛)

学校でも家庭でも、日本は道徳をきちんと教えていない。「よりよく生きる」ということに必要不可欠なのが「道徳」であると、常日頃考えている著者が、自ら中学校に赴き、道徳の授業を行う。教育勅語の批判から、儒教や仏教、夏目漱石や宮沢賢治の小説、そしてすべての生きとし生けるものを題材に、道徳とは何かをやさしい言葉で説いてゆく。

梅原猛の授業 仏教」に続く第2弾です。「武士道エイティーン」の中で紹介されていた本書を読んでみました。昔、学校で「道徳」という科目がありましたが、内容はまったくといっていいほど覚えていません。そもそも「道徳」などと聞くと、説教されそうで身構えてしまいます。(苦笑)

しかし、ここでいう道徳とは人として大切な、当たり前のこと。もっと自然なものなのです。この本にあるように、道徳は本来家庭で教わるというか、身に付けるものなのでしょう。あとがきで著者が語っているところでは、前著の仏教は多くの原典があったけれども、道徳については類書が見当たらず、今回の洛南中学での授業は大学での講義よりも難しかったといいます。

以下、印象に残った部分を2ヶ所挙げます。

  • 天才とは努力する才能である

  • 創造するためには広い好奇心を持たねばならない。創造というのは、広いすそ野の知識から生まれます。だから知識を蓄えなくてはならない。その知識も専門の知識ばかりでなくて、ほかの領域の知識も蓄えると、そこからヒントが得られることが多い。

コメント「梅原猛の授業」シリーズの「仏教」「道徳」は家庭に揃えておきたい教科書です。

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